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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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サブロニアの食事情を尋ねる勇者

「益田さん、あの子達は?」


「僕の家族です」


新人三人から当然のように姫さま達との関係を聞かれ、家族と答えたのですが納得いかない様子でして。


後はけもみみさん達の事も聞かれました。


向こうの世界ではごくありふれた存在だと説明したらそちらも驚かれましたが。


お一人、けもみみのうちのこを見て若干息を荒くしている方が。


もしかしてケモナーでしょうか。ちょっと心配ですが。


「ああ、そういえば…」


「どうした益田」と社長が。


「今夜ななや旅館で宴会を開くことになってまして。お試しで」


コース料理の提供が実際に行われるかの確認である。まぁ、ぶっちゃけお遊びの一環ですが。


お風呂の後に大広間に準備をして適当に始めるつもりですが。


ちなみにアルコールなしです。


---


「益田君、今夜もお邪魔します」


「すいません毎晩お呼び出しを…」


「お肌の為なら…」


温泉のアンチエイジング効能はローカル環境の温泉ホテルでも確認されているが、薫先生としてはみなさんとおしゃべりしながら入りたいと。


「ドラちゃんもみんなと遊べるのが楽しいみたいで」


薫先生のところのドラちゃん。日中はうちでお預かりをしているのですが、夜も一緒に過ごしたいと。


結局のところ、人化竜とは一体何なのか。根本的なところは分かっていない。


最近DSOやDSOVRの検証をサボっているが、大半のプレイヤーが人化竜を最低1体は連れているという話で。


この人化竜に会うためのプロセスは2通り用意されており、新規のガチャで引くか、元々いる竜にアイテムを使って人化させるか。


このアイテムは実装記念として1つだけ提供され、後はDSOのボスドロップとして低確率で入手できるという話。


今までDSOは対人戦ばかりに人気が集中し、肝心のストーリーモードが膠着した状態だったのでその起爆剤として新たに取り入れられた形となった。


現在はレベル1300帯の攻略が進行中だとか。DSOVRで遊び惚けていた攻略組のカムバックと新たに攻略組に加わった後発隊が連携して進めているらしい。


僕が行くとレベルクラッシャーになりかねないので自粛しているのですが。


黒竜が強すぎるのですよ。レベル1でレベル1000あたりのコンテンツを消化できてしまうなんて。


よほどのことが無い限りはDSO側に絡むことは避けているのですが。


ちょっと薫先生と現在のDSOの話をしながら境界の地へと戻り、ななや旅館へと移動を。


---


「ますだっち、今度わたしらが行く温泉ってどんな感じなんですか」


「塩化物泉だったかな。とにかく塩っ辛いので目に入らないよう注意するくらいかな?」


「うっかり顔漬けそうで怖いでござる」


ななや旅館の温泉は何系統なんだろうか。効能とか調べてなかった気がする。


まずはみなさんで温泉に入り、地平線に沈む夕日を楽しむ。


ななや旅館に隣接するサンセットビーチの環境は自由にいじれるので何度でも日没の風景を楽しむことも可能。


後は月の3姉妹が中天にさしかかった状態で停止させ、月見風呂を堪能することも。


「あ、タマヨさんどうしてるんだろ」


姫さま達に全部お任せしてしまい、タマヨさんの様子を見るのを忘れていた。


彼女は洗い場の椅子に座らされ、全身くまなく現れているところでした。


腰くらいまである黒髪も綺麗に洗われ、今はアップにした状態。


「タマヨさん。もしかして温泉は初めてですか?」


「おんせんというのか…このように大勢で入る湯はサブロニアには無い」


勝手な想像ですがタマヨさんのような施政者の住む大邸宅にはそれなりの浴槽が備わっていそうな気がするのですがそうでもなかったようで。


「この後お食事も用意していますが…何か食べられないものが無いかお聞きしてなかったですね」


メインは船盛の刺身と蒸し焼きの魚になると思いますが、コースは柔軟に変更可能なのでまずは見てもらってからのほうが良いか。


サブロニアの食事情って聞いてなかったな。どんなものを食べているんだろうか。


---


「こちらが今夜のメニューになります」


見開きのタブレット端末を取り出し、コース料理をぱらぱらとめくっていく」


「…これが食べられるのか!」


タマヨさんはタブレット端末を凝視したままとなる。


「ちなみに普段はどういったものを?」


「プラントで作られた合成食で伝わるか?」


「もしかしてこんな感じですかね?」


某SF映画の有名なシーンを検索してお見せすると頷くタマヨさん。


「ちょっと試していただいてダメそうなら変えますので」


「せっかく用意してもらうのにそのようなこと…」


「限りなく現実に近いですがデータの集合体なのでその辺はいかようにも」


このVR世界、一瞬気を抜くと本当にその場にいるかのような錯覚を引き起こす。


視界の四隅にパラメーターが表示されていなければ仮想世界だとは気が付かないほどの。


ちょっと刺身の盛り合わせはどうかと思い、洋食コースを選択。


皆さんは手元のタブレットで勝手知ったるなんとやらという感じでメニューを選び、一瞬で目の前に用意されるのをちょっと驚いた感じで見ている。


人数が人数なので運ばれてくるという工程をカットさせていただいた。


派遣メイドさんたちもいらっしゃいますし。彼女達のサポートはうちの子達がメインでやっている。


ちなみにこの宴会の様子は録画され、明日の朝10時頃に公開されるらしい。

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