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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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境界の地のフォトブースで保護者役となる勇者

「姫さま。早速ですがタマヨさんのコーディネートをお願いします」


「はい!どんな感じがお好みですか?」


「春先のふわっとした感じで。もしくは入学式のイメージかな…」


「にゅうがくしき?」


「あれ?変換されないのかな。こんな感じのフォーマルな装いなんですけれど」


いかにもお嬢様といった感じのブレザーとチェックのミニスカートの写真を見せることに。


何処かの私立小学校のものだろうか。何故この画像がピンポイントで出てきたのかは謎ですが。


「にゅうがくしきとは学校に入るための儀式なんですね!」


こちらの世界の学校は特に入学や卒業といった節目のイベントは無い。


本当に学習塾の延長みたいな感じで随時受け入れ、なんとなく授業完了みたいな感じで。


遠方から来る子供達もいるので全員足並みをそろえるのは無理という話でした。


姫さまと僕の会話を聞いてちょっと驚いているタマヨさん。


「一応罰になると思いますが…」


年齢不詳の女性に小学生女児の恰好をさせようというのですから。


ああ、そういえば薫先生にも女児服着せたことがありましたね。


そんな訳でタマヨさんと姫さまを早速試着室へと。


ほかの子達も複数ある試着室へと次々なだれ込んでいく。


社長達が合流するまで試着大会が開かれることに。


---


「勇者さま、このままお写真を撮ろうと思いますが」


タマヨさんは多分寝間着にしていた着物を剥がれ、入学式の小学生といった感じのピンクを基調としたガーリーなイメージのお洋服姿に。


「これが罰…」


「罰にはなりませんか?普段のお堅い雰囲気をやわらかなイメージにしてみたんですが」


サブロニアには何故か和装が幅を利かせており、タマヨさん達は着物がメインとなっている。


一般の兵士はどう見ても戦闘用のスーツ姿でしたが、側近の方々は袴姿でしたし。


「ただ着替えを…」


「とてもお似合いですよ。タマヨさんの黒髪にもマッチしていますし」


サブロニアでは施政者にのみ発現するらしい黒目黒髪。


あの世界を興した集団は黒目黒髪だったという言い伝えがあり、直系の子孫が代々星を受け継いできたという。


タマヨさんは何代目かは不明。年齢も聞いていない。


おそらくは見た目年齢ではないと思われるので、子供っぽい服装は十分に罰に値すると思われるのですけれど。


ちなみにフォトブースはどこかの小学校の校門が表示されており、ご丁寧に入学式の看板も出ている。


境界の地のフォトブースはマジカルサイネージを利用しており、背景は自由に入替可能。


何なら桜並木の下での撮影も可能となっている。


「勇者さまもご一緒に!」


僕も試着室へと放り込まれ、フォーマルなスーツ姿へと着替えさせられた。


男性用の衣料って境界の地には殆ど無いんですが、どうしてフォーマルウェアだけは揃っているんでしょう?


---


多分僕くらいの年齢ならば小1の子供がいてもおかしくないと思うのですが、父兄役でフォトブースに立つことになった。


皆さん、入学式にふさわしいいで立ちとなり、ご丁寧にランドセルまで用意を。


この辺の知識はひめゆぶというより双子のアイデアらしい。


「どうしてシロがランドセル姿になるにゃ!」


「僕にもわかりません」


うちの子達は見たこともない謎のアイテムを背負ってお互いに見せあっている。


大人の方々は普通に学生カバンで良いと思うのですがどうしてランドセル何でしょう?


大黒屋さんもランドセルを背負い…狐耳にアースカラーのランドセルってすごく似合いますね。


もちろん猫耳のシロさんも。


破壊力が高いのはエリオさん。


セーラー服も似合いますが、女児服も難なく着こなしますし、ランドセルがお似合いなんですよね。


ご本人とご両親に確認し20歳過ぎているのは知っていますけれど。


「勇者さま!こんどはこちらに御召しかえを!」


僕も着替えるんだ。紋付き袴ってどこの結婚式…。


---


「ますだっちおつかれちゃーん…って何ですかこれ?」


地球組が次々とログインを。そしてトップバッターの鴨原さんが驚いていらっしゃる。


「ちょっと入学式の真似事をしてまして、父兄役を」


着物姿で会うのは初めてか。


「わたしらも保護者やります?」


「無理に参加はしなくても…」


「こんな楽しそうな事参加するにきまってますよ。ねえ、社長?」


「また益田に関する情報をあっぷでーとする必要がありそうだな」と不穏なセリフを吐く社長。


何ですか僕の情報って。


「そうじゃった。今日は新顔を連れてきた」


「先に挨拶を済ませますか?」


こんなおめでたい恰好で会っても良いものだろうか?今度は新人歓迎会か?


---


「佐藤マユミと申します」


「高橋ユカです」


「伊藤ナオ!26歳!」


一旦撮影を離れ、早速面会することになった女性社員3名からお名前を聞いたが、皆さん20代ということもあって多分呪いの力で顔と名前が一致しないと思われる。


「こちらではサブローと名乗っています。社長、僕の素性は話しても大丈夫なんですか?」


「ああ、秘密は守るようには伝えてあるし書面での契約も」


「皆さんご存じかと思いますが、僕は現在行方不明の身でして…」


「益田さんってあの益田さんですよね?」と佐藤さんと名乗ったちょっと茶髪が入った女性から質問が。


「あれ?もしかしてお知合いですか?」


「うちの姉が高校の時の同級生なんですが覚えていらっしゃいますか?」


佐藤さんねえ…記憶にないや。どうしよう。


「じゃあ、シロマリアさんの事もご存じで?」


ごまかすに限る。


「何処かの国のお姫さまがお忍びで高校に通っていたとは聞いていますが」


まさかの関係者出現に驚きを隠せない僕。


「やはり益田の縁者だったか…他の2人も何か知っていることがあったら話すが良い」


「うちは従姉妹から…」


「兄のお嫁さんから似たような話を聞いたような…」


どんどん遠ざかっていくぞ。


「やはり益田の関係者か。ダイブカプセルとの親和性が妙に高いと思ったら」


それ関係あるんですかね…うちの両親は本当に酷いスコアしか出ないんですが。あと課長。


ひとまず三人から僕との関係を聞きだしたところで一度ななや旅館へと移動する事に。


その前に薫先生を呼びに行かないと。

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