表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2505/2536

境界の地を踏むタマヨと勇者

「タマヨさんの接続深度シアーは問題なさそうだな…」


先程預けてきたゴーグル型VR機器、早速お試しになられたようで接続ログが上がってきた。


初回のシアーは3万と割と高めの数値が。


境界の地に行くのであれば申し分ない値となる。


この数値、個人差が非常に激しくうちの課長はどう頑張っても5千に届くかどうか。


うちの両親の数値も似たり寄ったりで通常のコンテンツがぎりぎり楽しめるかどうかといった感じ。


逆にめちゃくちゃ高いのはひなちゃんや姫さま。


既に数百万くらいの値となっており、一体なぜ?という感じに。


ちなみに僕は測定不能と表示される。解せない。


ふと思うにこれは個人の魔力深度と関りがあるのではと。


姫さまはその身に宿した三色だんごちゃん達の加護により魔力は非常に多い。


分からないのはひなちゃん。


地球には魔素はほぼ存在せず、あちらにある魔導具すまほーちゃんは電力から魔力を絞り出す特殊な魔導陣が組み込まれ、その力で通信を行っている。


以前双子が解析した魔力から電力を得るための魔導陣をハッキングして逆の作用をするものを作り出したのだ。


この魔導陣によって地球からここライスリッチフィールドへ電話やメールが可能となっている。


これも割と開発に時間がかかっており、リリース直後のバージョンではメール1通分の魔力を充填するのに一晩かかっていた。


今ではリアルタイムでの供給が可能となり少し電池の減りが早いスマホくらいの感覚に。


そういえば機種変更の際どうなるんだろうと双子に尋ねたらアプリのプログラムがそのまま魔導陣の役目を果たすのでデータ移行さえすれば問題ないと。


というかセキュリティ対策されたスマホにどうやって勝手アプリをインストールできるのか謎でそれも訪ねたのだがそれは企業秘密らしい。


大昔に作られた異文明の装置ですらハッキングしてしまう二人にとって、地球の精密機器など解析するまでもないという感じなのか。


今日のカブトムシのハッキングも気が付いたら終わってましたし。


内部データのバックアップも取得済みとの事で…タマヨさんに伝えておいた方が良いかな?


おそらくあのカブトムシにはサブロニア上層部から調査が入ると思われるので、事前に解析情報を渡しておけばスムーズに進むのでは?と思うのですが。


タマヨさんに前振りだけしておこう。


データを渡すのは境界の地でも出来ますし。説明しながらの方が良いかと思うので。


---


「とまぁ、そんなことがありまして」


「おぬしが星海に出るとは思ってもみなかったぞ。右目にも見えなかった…」


本日は少し早めにやってきた境界の地。


いつものように十六夜さんとおしりトークをしているのですが、僕の行動が見えなかったとちょっと残念そうな感じに。


まさか星の外に出て模擬戦をやるとは思ってもいませんでしたし。


「あれ?社長達は?」


「まだ来る時間では無いが…ああ、新人が来るのだったな」


十六夜さんのスカート下から這い出し、境界の地を見渡すも地球組の姿は見当たらない。


「先にタマヨさんを呼びますか…」


一応寝る前に連絡はしてあり、こちらの準備ができ次第ダイブしてもらうように伝達済み。


「姫さま、タマヨさんを呼びますので準備を」


「いつでも大丈夫です勇者さま!」


今日の初心者洗礼は2度に分けて行うらしい。


タマヨさんに直電し、3分ほどで境界の地にタマヨさんの姿が。


---


タマヨはサブローに言われた通り、自室でゴーグルを装着してから横になったはずだった。


目を開けるとそこに広がるのは自分の知る世界では無いということだけはかろうじて判断が付くという混沌とした場所だった。


「見たこともない兵器?兵器なのか?」


極太の砲身を備えた戦闘車両らしきものが見える範囲で20台ほど並び、かと思えば色とりどりの布の山が築かれている。


そして目の錯覚でなければ窓越しに対面したメイド服と呼ばれる作業着に身を包んだ少女達の姿が。


「「「どこにでもあってどこにもない。時のとまりし時空の狭間。境界の地へようこそ」」」


「!」


突然の歓迎に驚くタマヨ。


壁越しにしか会えなかった少女達に取り囲まれ、おろおろしていると一人の青年の姿を見つける。


彼は普段の厳ついいで立ちではなく、赤い上着に青いズボンという非常にラフなスタイル。


「おまちしておりましたタマヨさん。境界の地へようこそ。まぁ、ここは何処だ?と思われているかもしれませんが僕も詳細は分かっていませんので」


詳細不明?今の自分はどうやってここに来たのか?知らぬ間に星海の狭間に落ちてしまったのか?


「ここは精神だけが来られる場所でタマヨさんの体はサブロニアにいますので。ちなみに僕達はこんな感じで」


人の背丈ほどもあるモニタに映し出されたのは何処かの寝所のようで、見える範囲で30人ほどの少女が眠りに付いている。


「つまり自身は眠っていて…」


「起きても覚えている夢を見ている状態とでも言いますか。これも動作原理ははっきりしていないのですけれど」


今一つ要領を得ないが、差し迫った身の危険が無いとなんとなくだが理解したタマヨは一息つく。


「社長達が来る前にタマヨさんに罰を与えましょうか?」


罰?いまここで?


ニコニコと微笑むサブローからどんな罰を与えられるのか…。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本作品を気に入っていただけましたら是非クリックをお願いします
(そのまま投票となります。一日一回有効)

小説家になろう 勝手にランキング

ツギクルバナー
評価、リアクションを頂けると作者が喜びます!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ