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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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益田の査定を振り返る佐々木社長

「勇者さま!」


もう一度サブロニアに行き、戻ってくると姫さまのお顔が間近に。


「タマヨさんには今夜境界の地へ来ていただくよう伝えましたが…ちょっと伝わっているかどうか謎なんですよね」


あの世界にはVR技術が無いのか、それとも別の呼び名があるのか謎ですけれど、VRが伝わらなかった件を姫さまにも説明。


「お腹空きませんか?勇者さま」


そういえばお昼抜きでしたね。地球時間で午後2時くらいになっている。


「軽食ならご用意出来ますが、どうなさいますか?」


「じゃあ軽くつまめるものを」


姫さま、事前にサンドイッチを用意していてくれた。


僕があちらに行って予定通り帰って来てもお昼の時間を逃すだろうということで。


「私たちはお茶の時間にいたします」


日の出荘の最上階には食事を取るための大型テーブルなども用意されている。


ちょっと早めのお茶の時間をご一緒することに。オパール王妃さまも参加を。


---


「社長、これ今季のアニメですか?」


「あにめではない。今しがた益田が送ってきた戦闘データだ」


「どう見てもロボアニメにしか見えないんですが」


クロツキのサテライトオフィスでは勇者が記録した映像を早速再生し、検証を行っていた。


勤務中の全員がモニタに釘付けとなり、何故か分からないが第三者視点で撮影されたロボットと昆虫型宇宙船の壮絶なバトルが展開される。


「ますだっちどうやってこれ撮影したんだろう」と当然の疑問も浮上。


「益田に聞いてみるか…」


メッセージを送るとほどなく返事が返ってきた。


「死角からの攻撃に備えて小型のドローンを飛ばしていたようだな。映像はそのドローンのものだと」


「ますだっち、いろいろ考えて戦ってるっすね…」


「拙者ネット掲示板では死角なしでござる」


「根岸、この前のレポート穴だらけだったの忘れたのか!」


ヤマから指摘が入り、根岸は「それは…」と縮こまる。


そんな様子を戦々恐々といった感じで見守るのは新規にプロジェクトに加わった女性3人。


いずれも佐々木社長が目を付け、適性を確認した上で引き込んだ社員である。


「あの…この映像ってCGじゃないんですか?」


「まぁ、初見ではそう思うだろう。これはまぎれもなく異世界で起こっていることじゃ」


途中参加の3人には守秘義務を課し、徐々に異世界に関する情報を与えて様子を見ているところだ。


「そろそろ益田に合わせても良さそうじゃな」


「どんな方なんですか?」


「あそこに映っているのが益田じゃ。顔は見えんが」


真っ黒な宇宙服、いや戦闘用のスーツに身を包んだ謎の人物が画面に。


なんのためらいもなくドアを殴り、前に突き進む様子に驚く3人。


「益田はあちらに行ってから躊躇というものが無くなった気がするな」


「ますだっちってもともとあんな感じじゃないんですか?例のウニも何のためらいもなくこわしてましたけど」


「AIの査定は慎重よりだったがな…やはり環境が人柄も変えてしまうのか」


益田の評価は寡黙なエンジニア、リーダーシップを取るには技量不足というAIの査定があり、佐々木社長は実際に目にした益田の行動とのギャップに驚いていた。


驚いているのは新たに加わった3人も同じ。


本当に何のためらいもない、躊躇する様子もない。


まるで未来が見えているかのようによどみなく行動する益田の様子を固唾をのんで見守っている。


『root奪取完了、カブトムシに停止命令を送信。モニターオンライン』


それまで揺れていた画面が静かになり、指令所と思われる場所から外の様子が見えるように。


「益田は本当にどうなってしまったのだ…初めて宇宙へ出る人間の行動とは思えんな」


あっという間に一隻の船を鎮圧し、制御権を奪った様子を見て佐々木社長は唸るだけの存在となっていた。


「社長、今夜はどうします?この子らも連れて行くんですか?」


「そうじゃな。益田にフリだけ入れておくか」


新人3人は何のことかと顔を見合わせる。


---


「姫さま。今夜境界の地に新しいスタッフさんが見えられるようです」


「新しいすたっふさんですか?」


「クロツキのサテライトオフィスの人員増強で新たに3人の女性が採用されたとかで」


僕は軽食を取り終わり、みなさんはサブロニアやファンタジー世界の様子を見ながらくつろいでいる。


今日は神社での作業はお休みするという話だ。


ここのところ毎日やっていましたし1日くらいはのんびりしても良いのではという話に。


神社は僕達が居なくてもきちんと運営できるようになったのでお手伝いの頻度を落としても大丈夫だろう。


ハート形の南京錠を解放する時はちょっと顔を出す予定ですが。


まだ1か月くらい先なんですよね。


「それでは今から口上の練習を!」


いつもの新人向けのアレですよね。タマヨさんもいらっしゃるので姫さまは気合が入っている。


「十六夜さん達にも前振りしておきますか…」


予定外の人物を連れていくのはいつもの事なんですけれど、たまには知らせておいた方が良いかと思いまして。


「シルフィール、それみんなでやった方がいいかな?」


「フィリー、それ良いかもしれません!」


いつもは口上係は一人なんですが、全員でやるんですか?


新規参加者にプレッシャーを与えそうなんですが大丈夫でしょうか?


日の出荘の最上階は新人お出迎えの為の練習会場へと。

すいません。

別作品に誤って投稿していました。

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