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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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被害者の事情聴取延期と勇者

「お待たせして申し訳ございません。目を覚ました被害者が取り乱していて聴取が進まず…」


目覚めたら診療所のベッド。つまりは何らかの理由で迷宮から排出されペナルティが課せられると思い込んでいるのかもしれない。


僕が見つけたときは完全に気を失い、運んでいる最中も目覚める様子は無かったですから。


「そうですか…事情を聞くのは難しそうですね」


「今、当直の職員が沈静効果のある魔導具を使って落ち着かせているところでして」


ヒールリングの亜種で痛みを一時的に和らげる効果のあるものらしい。興奮した人間を落ち着かせる場合にも使うとか。


あまりなじみのない魔導具だが一般にはあまり出回っていないとか。


「せっかくお越しいただいたのに…」


「目覚めたという情報があるだけでも。今日のところは一旦引き上げることにします」


一応名前だけは冒険者カードから分かっている。ヴァネッサさんというらしい。


彼女の参加した臨時グループはまだ迷宮から出てくる気配が無いと。


南の平原迷宮の平均滞在時間は4ニール、8時間ほど。


中でキャンプを張ることも可能だが、平面迷宮なのでそこまでして探索する必要はない。


何らかの理由で出るのを渋っているとしか思えないのですが。


明日になっても出てこないようなら冒険者ギルドから探索隊を出すというので僕はドローンでの支援をすることに。


僕が猛獣愛撫もふもふの力で落ち着かせることも考えたが既に魔導具を使った後でどんな副作用が生じるか分からないので使用は控えた。


聴取が空振りに終わったので、改めて迷宮前広場の屋台へ繰り出すことに。


---


僕は分厚いぶるーぶるの肉が挟まったバケット、シロさんはぶるーぶるの串焼き、どりあーどさんはおいもさん。


明かりが無いので魔導ランプを買おうと思ったのだが野良精霊が集まってきて周囲を照らしてくれるというのでお言葉に甘える事に。


お礼は僕の魔力でお支払いを。


広場の一角にスポットライトが落ちたかのような場所が出来上がり、ちょっと注目されている。


「サブロー、バケットちょっとほしいにゃ」


シロさんは何の遠慮もなく僕のもつバケットのおしりのほうにかじりつく。


「塩味が効いていておにくとの相性がいいにゃ」


塩パンとでもいうのだろうか。肉と食べるために焼かれたようなパンは見る間に小さくなっていく。


もう一つ買ってこようかな。


「どりあーどのおいもあげる」


木製のフォークに刺した素揚げのおいもさんが僕の口に押し込まれた。


しかし塩分ばっかりだな。健康診断で引っかかるんじゃないかってくらい。


姫さまには聴取延期の件を伝えてあり、夕食が済み次第戻るとも言ってある。


これが夕食なのかと言われるとちょっとどうかと思いますが。


この世界、バランスの取れた食事を取る人の方が少ないんですよね。


基本的に硬いパンとすこし肉の浮いた塩味のスープがメインで、うちのおやしきのようにサラダがついたりすることは殆ど無い。


粗食でも健康体で居られるのは体内にある原始精霊の力のおかげだと思っていますが。


今日は昼、夜とジャンクフードで済ませましたが特に胃もたれすることもなく。


どりあーどさん。おいもだけで良いんでしょうか。僕から魔力は吸い上げていますが。


食べながらも迷宮の出入口を見張っていましたが問題のグループが出てきたという情報は無く。


「とりあえず帰りますか…」


アヒルちゃんワンボックスを準備し、全員乗り込んだところで王都へ向けて飛び立つ。


---


おやしきに戻るとオパール王妃の姿が。


迷宮に放置されていた少女の事を案じて僕から直接報告を聞くために待っていたそうで。


残念ながら対面する事も出来ず、分かっているのは名前だけという何ともな結果でしたがそれでも意識が戻ったというだけでもよかったと。


迷宮内で大けがを負い、半年以上目覚めなかった冒険者もいるそうで。


「事情が聴けるようになりましたら改めて…」


明日はサブロニアに行って模擬戦という名のドンパチをしないとならないのですが、どうしてこうも用事が重なるんでしょう。


「勇者さま、おにくのにおいがします!」


姫さまに抱き着かれ、おなかのあたりを吸われながらのお話となっていました。


玄関先でおせんたく魔導をかけてもらったんですがそんなに匂いますかね?


---


早めにお風呂へ入り、やってきた境界の地。


「とまぁ、そんな感じで迷宮内で人を助けたのですが」


「しかしおぬしは目を離すとすぐにおなごをひろってくるのはなんとかならんのか?」


「そういわれましても」


僕が単独行動を取ると高確率で誰かしらを拾ってくるのは当然のような感じになっている。


しかも全員女の子という。


二十六夜さんもひろった内に入るんだろうか?


ちなみに彼女のエリアに関してはまだ手を付ける予定はない。


良さそうなワールドをいくつか見繕い、ご本人のご意見も反映した上で改装を行う予定だ。


「わしの下穿きばかりでは見飽きただろう。たまにはひなの下穿きを」


前に一度、ひなちゃんのスカート下に出たんですよね。いったいどういう法則で成り立っているのか非常に謎なのですが。あとカモネギコンビも。


「先輩、み、見ますか?」


十六夜さんのスカート下から這い出すとひなちゃんがちょっと腰が引けた感じて立っていた。


「ますだっち、あたしらのも見る?」


「今宵、拙者は勝負下着で武装しているでござる」


カモネギコンビまで絡んできた。


これどうすればいいの?

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