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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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サブロニアでの模擬戦を持ちかけられる勇者

名残惜しいがオパール王妃さまの膝枕から離脱し、サブロニアに渡してある端末を呼び出す。


ほどなく回線がオンラインとなった。


『サブローさま。ご無沙汰を』


「お久しぶりですタマヨさん。先程使者が見えられたと聞きまして…ちょっと手が離せない状態でしたので申し訳なく」


『先ぶれもなく使者を送ったこちらに非がある。もし都合が合えば明日の昼すぎ議会へ顔を出していただきたく』


その先ぶれが使者だと思うので何の問題も無いですけれど。


「多分大丈夫だと思いますが…何かありましたか?」


『サブロニアの民に今一度サブローさまのお姿を見させたいと思い』


僕の姿にどんな需要があるんだろう?


『今、国の中では殆どの者が星海への進出を望んでいる。が、一部学者連中が異を唱えておってな…いまだ脅威は去っておらぬと』


まぁ、そうでしょうね。数千年以上も前から、いやもっと前かもしれない。


星々を喰らいつくす悪食、暴食の異名を持つ例のおけら、星喰いがあっさりと討伐され、その証拠も映像のみとなれば慎重になる人も出て当然かと。


『学者連中は星喰いが倒せるのであれば対星喰い用に開発された兵器を国民の目の前で倒せるだろうと』


また無理難題を…。僕は決戦兵器では無いですよ。ああ、ありましたね。決戦兵器。


「模擬戦ということでよろしいですか?それとも」


『何なら破壊してもらっても構わない。星喰いが存在しない以上無用の長物』


なんというかもう御前試合やる前提で話が進んでますけれど。まぁ、断る理由も無いですし。


「ちなみにその兵器の諸元等は頂けますか?」


さすがにサイズくらいは事前に知っておかないと。まぁ70m級出す予定ですが、相手が全長100kmとかあったら骨が折れそうです。


『それが、極秘事項の一点張りで議会の承認も得ず作っていたようで』


なんか問題発生と言った感じですが。国の予算を使い込んで破壊兵器を作るだなんて国家転覆罪で捕まっても文句が言えないのでは?


「そうですか…星海へ出られるのであればちょっとご一緒させていただこうかと考えていたのですが、その前に障害を排除しないと」


宇宙へ行ったのはフォースムーンくらいですからね。後はリニア加速器で中途半端な高度まで打ち上げられましたが。


本当に作ろうかな、宇宙船。


時空跳躍可能なスタージャンパー級と呼ばれる船が入手できればそれが一番なんですが。


『では、明日の昼に迎えに』


---


「そんなわけで、サブロニアで一戦交えることになりました」


今の通話はスピーカーモードにしてここにいる皆さんに聞いていただいている。


隠密メイドさんもいらっしゃるが彼女達から情報が漏れる心配はない。


「エイトさま、大丈夫なのですか?」


「相手の戦力は不明ですが、対オケラ用の兵器という話なのでまぁ倒せなくは無いかなと」


あのオケラは受けた攻撃を吸収するというとんでもない能力を持っていた。


加えて周囲からエネルギーを根こそぎ奪い、小さな船ならあっというまにガス欠になったと。


あの時僕らが持ちこたえられたのはオケラの中に吸収されていたマコさんが全力で嫌がらせのDDOS攻撃を仕掛けていたからと後になって分かったのですが。


本当に何か一つでも欠けていたら勝ちを拾えなかった厳しい戦い。


今回は僕と70m級だけで挑むことになるが、まぁなんとかなるだろう。


本来はダメージを受けないはずのダミーレイドボスをボコボコにした実績もありますし。


『勇者さま!ただいま戻りました!』


姫さまから直電が掛かってきた。僕がお屋敷に居ないので探していたそうで。


居場所が日の出荘になっていたので何かあったのかと確認の電話でした。


なので明日の模擬戦闘について話したら中継をしてほしいという話が出たので事前に準備を。


忘れずにLIVE配信予約を入れておこう。


姫さまからの電話が終わると今度は冒険者ギルドから連絡が。


例のC級冒険者が目覚めたというのでとりあえず会いに行くことに。


もちろんシロさんとどりあーどさんの護衛付きで。


---


「今、職員が簡単な聴取を行っていますのでしばらくお待ちいただけますでしょうか?」


南の平原迷宮に着く頃にはすっかり日が落ち、迷宮前広場には篝火があちこちに焚かれ夜の街といった感じに。


この迷宮は日が落ちると中が真っ暗となり、魔導ランプが無いと探索が出来ない。


広場の一角に魔導ランプ屋が並び、買い求める冒険者の姿も。


昼間はいなかったと思うのですが、夜専門ですかね。


冒険者向けのランプは基本的に消耗品扱いになるらしく、一度の入坑で何個も持って行く場合があるとか。と、野良精霊から聞いた。


君ら本当に何でも知ってるよね。


詰所の中での聴取が終わるまで広場を冷やかすことにしたのですが。


「サブロー。お腹空いたにゃ」


「どりあーども」


そういえば結構良い時間ですよね。


「シロはおにくにするにゃ」


「どりあーどはおいもがいい」


シロさん、今度はおにくですか。


どりあーどさん、おいもさんが気に入ったようで。そういえば境界の地のシネコンでもおいもさん食べてましたよね。


「聴取にどのくらい時間がかかるかもう一度聞いてくるからちょっと待ってて」


さすがにあちらを待たせるわけにはいかないので大体の時間を聞きに行く僕。

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