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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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久々のファンタジー世界と勇者

「サブロー、この後どこか行くにゃ?」


「今日は今のところ出かける予定は無いですね。アトレーンからも商業ギルドの捜索について進展は聞いてないですし…」


ぬるすらいむ討伐地点、大森林野営地に行く用事は今のところない。


僕が気絶したアトレーン商業ギルド長のドワルが目を覚ましたという連絡も来ていない。


ちょっと負荷を掛け過ぎたのかもしれないですね。悪人には手加減が出来ないので。


押収してきた大教会がらみの指輪2つは宮廷魔導士の元に届けられており、解析の最中と思われる。


僕が触ると溶けてしまうので持っていけなかったのですが。


何かわかればこちらも連絡が来る手筈となっている。


先程調べた南の平原迷宮の件は本日中に精査され、早ければ明日の朝にもランク制限が撤廃されるという話ですが。


そうなると薬草積みの人員がまた減ることになるので調整が必要かと。


お昼も食べてきたし、本格的にやることが無い。


「日の出荘の様子でも見に行きますか?」


日の出荘最上階と繋がったファンタジー側の世界、アヒルちゃんたちに任せきりとなっているので少し心配だ。


あちらは劣獣と呼ばれる悪しきモンスターが湧き、住民の生活を脅かしている。


日替わりでアヒルちゃんを派遣し、その劣獣を狩ってお金に換え、村に必要な物資を買いそろえている最中。


村人に劣獣を狩ってもらって共通金貨を稼いでもらう方法も模索したが一般人が太刀打ちできるような相手ではなかった。


強さ的にはりざーどまーん程度だが、ファンタジー側世界の一般人にこれを撃退できるほどの力はない。


いちおう冒険者的な立場の人間が行き来して劣獣を狩っているようだが、彼らは村にお金を落とすことは殆ど無い。


必要な物資は村に存在するコンビニで買い求め、基本野営をするので宿泊費や飲食代が落ちることもない。


たまに村の集会場を借りることもあるというが、収入はごくわずか。


あの村ではハルミルさん一人が劣獣を狩って得たお金でやりくりしていたというのだから。


ちなみに今の時間、おそらくオパール王妃が見晴らしの良いペントハウスで執務中と思われるので今日の出来事も伝えないと。


---


「エイトさま、保護された少女はお屋敷で保護を?」


オパール王妃に本日の出来事を改めて説明したらそのような話が。


話が一足飛びといいますか、僕が見つけた女の子は全員うちで面倒を見る流れなんでしょうか?


オパール王妃は自分の娘が増えるのが本当にうれしいらしく、引き取れという圧を掛けてくる。


「まだ目を覚ます前ですし、話を聞いてからですね。C級の冒険者ということですのでうちで保護する必要は無さそうだと思いますが」


そういえばC級になったばかりと聞きましたがそんな女性がどうして荷運び目的でグループに入ったのかも聞かないとならないんですが。


「僕はファンタジー側の様子を見てきます」


「では私はその様子を…」


オパール王妃が手を止めて席を立ち、何故か僕の手を引いてファンタジー側の窓近くに。


窓側に向けて置いてあるソファへ座ると僕を手招きする。


「本日は私が勤めましょう」


王妃を膝枕担当に?そんな恐れ多い。


戸惑っていたら準備してあったバイザーを隠密メイドさんに装備させられ、そのままソファへ誘導、ぽすんと横に。


「夫は体が大きすぎて膝枕が出来ないんです。エイトさまくらいの体格でしたら良かったのですが」


マッスルキングさん、ほんとうに体が大きいですからね。


ほどなく深緑の慈悲とのリンクが確立し、見覚えのある洞窟が眼前に広がった。


---


まずは神の森を抜けてハルミルさん達が暮らす村へと移動を。


アヒルちゃんATVで移動すれば10分ほど。


「あれ、森の中の様子がちょっと違うような?」


以前は生い茂る下草で何も見えなかった部分が黒土が露出するようになり、畑らしき区画も見える。


その畑を開墾しているのは5体のパワード・ザ・アヒルちゃんのようだ。


手元には買ったばかりと思われる鋤や鍬といった農具が。


傍らには見覚えのあるおみみさまが。ハルミルさんも手伝っている様子。


今日の劣獣狩りは無いのかな?


「お久しぶりです」


「サブローさま!」


ハルミルさんが手を振って答えてくれた。


そういえば村の人の姿が見えないのですが何故?


---


「なるほど。手分けをして…」


「村の人たちは今までの畑の世話で手一杯というので」


僕達が来る前にも森の中に出来た狭い平原に畑を作っており、そちらの世話をするだけで限界だと。


もしかしたら村長が裏で何か企んでいるのかもしれないですが。


ちょっとあの人たち信用ならんという第六感が働くんですよね。


ハマトーメン村の長老達に似たオーラを感じますし。


ちなみに例のコンビニでは農機具の他に野菜の種なども購入可能。


野菜そのものを買うよりはるかに安い。当然と言えば当然ですが。


自給自足の体制が整えばアヒルちゃんたちは村の脅威となる劣獣だけを狩るだけで回るようになると思うのですが。


ちなみにここでの狩猟生活、アヒルちゃん達には人気のようで交代待ちが出来るほどとなっている。


何気にコピーのアヒルちゃんたちにも自我が生えているような気もするのですが。


交代待ちと言えばグランディオーラの城内警備も人気職業の一つとなっている。


あちらはそろそろ本来の兵士が戻ってきてアヒルちゃんをひっこめる時期だと思うのですが、その兵士は別件対応でまだ各地に散らばったままなんですよね。


主に僕が原因と言いますか。


魚が豊漁すぎて流通網がパンクした件を抑える仕事をしているとかで。

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