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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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冒険者ギルドから指名依頼を受ける勇者

「預言書の勇者様、お時間よろしいでしょうか?」


「はい、大丈夫です」


「副ギルド長が南の平原迷宮の件でお話がしたいとの事で」


何か進展があったのかな?ちなみに副ギルド長とはあまり接点がない。


たしか3人いて、一人が女性だったような。


いつも使っている応接間に通されると、事務服に身を包んだ30代くらいの女性の姿が。


ちなみにギルドの制服、女性は何故か銀行員が着るような事務服がメインなんですよね。


これもみっちゃんさんが遺したという伝統らしいのですが。


男性は特に縛りが無いというか、ギルド職員って基本的に女性がメインなんですよね。


「副ギルド長、ラミアと申します。預言書の勇者様、ご足労頂きありがとうございます」


名前は蛇っぽいと言っては何だが、特にそういった特徴は持ち合わせていない普通の人族の方だ。


「副ギルド長直々のお話と伺いましたが何かありましたか?」


「南の平原迷宮のランク制限の事で、ご相談に乗っていただきたく。現在、宝箱が多く出現している中でのランク制限に低ランク冒険者から制限の撤廃を求める声がありまして」


「確かに、今は書き入れ時ですから…」


「大変申し上げにくいのですが、預言書の勇者様に南の平原迷宮を調査いただき、イレギュラーの発生が無い事を確かめてもらえないでしょうか?もちろん調査のための費用はお支払いを」


つまるところ指名依頼という話らしい。


B級ともなればこういった指名依頼は普通に来るらしいとギルドの説明会で聞いたような記憶もある。


「了解しました。安全確認でしたらすぐにでも着手可能ですので」


ドローンにすべて任せることも可能だが、とりあえず現場に行って足で確認することも重要なので依頼書を受け取り、そのまま南の平原迷宮へと移動を。


いつものようにシロさんとどりあーどさんが見張り役としてついてきているのでアヒルちゃんエアカーを使うことに。


シロさんは入場を満たすだけのランクを所持しているがどりあーどさんはまだ初心冒険者のまま。


今回は特例として暫定C級の許可証を発行してもらった。


---


そのままギルド出張所に入ってギルド本部から預かってきた書面を提出。


「預言書の勇者様、南の平原迷宮の偵察任務確認いたしました」


「一応1日で全部見て回れると思いますので」


たぶん数日はかかるだろうという添え書きがされていたが、僕に常識は通用しない。


途中、お昼休憩を挟む以外は全部移動に割り当てる予定だ。


移動にはアヒルちゃんATVを使い、迷宮内のブロックをくまなく見る予定。


途中の迷宮改変によるルート変更はナビゲーションピクシーにお願いをすることに。


たった今はC級以上の冒険者しか立ち入っておらず、迷宮内の密度も最低限となっているので移動の障害にはならないだろう。


「サブロー、手分けをして早く終わらせるにゃ」


一緒に移動をするつもりだったが、シロさんから別行動を提案された。


最近の連れ帰り実績が無いのでそれも安心材料となっているのか?


「でしたらルートを再計算してもらいましょう」


シロさん、どりあーどさんもATVで移動を行い、3人で重複無く移動するパターンをナビゲーションピクシーに計算してもらった。


「半日で済むにゃ」


まぁ、実質3倍ですからね。時間は半分以下となった。これは迷宮改変時の順路がオーバーラップするので、仕方ないと思われる。


シロさんはいつもの白百合の騎士スタイル、どりあーどさんはそのままでも無敵なのでいつものバニーメイド姿。


「ではお昼に合流しましょう」


3人はそれぞれ違う通路から迷宮内へ。


---


途中、エンカウントする魔獣はそのままひきつぶしていく。


「ぐえ」


大丈夫だ。問題ないとアヒルちゃんも言っている。


「宝箱!」


雑な倒し方をしたにもかかわらず、律儀に宝箱がドロップした。


朱塗りの手のひらサイズで見慣れた感じもする。


後続のアヒルちゃんカートに戦利品を収容し、出せる限界の速度で突き進む。


途中の冒険者は全部やりすごせるようルートが組まれているので誤って引いてしまうことはまずない。


今のところ、イレギュラー発見の報告は上がっていない。


さすがにあんなものがいくつも呼び出されたら対処しきれないですけれど。


『サブロー、こっちは何もないにゃ。そっちはどうにゃ?』


「シロさん、特に問題はありません」


『どりあーども大丈夫』


目視とドローンの二重確認をしているが、今のところ異変らしい異変は確認できていない。


ATVのエンジン音だけが響く迷宮内。しばらく進むと通路の左脇に灰色の何か落ちているのを発見した。


---


「緊急でもないですが、異変を確認」


『サブローどうしたにゃ?』


「行き倒れを見つけました」


なにかぼろきれのようなものが落ちていると思い、ATVを停めて様子を見るとぼろぬのにだれかがくるまって倒れていた。


一瞬冒険者かと思ったがそれらしい装備は見当たらない。


ぼろきれから覗く顔立ちはまだ幼い少女のような感じ。


服装も街にいる子供が身に着けているような簡素なワンピース。


「もしかして一般人が迷宮へ入り込んだ?」


迷宮の入り口にはガードが立ち、冒険者証の提示が求められる。


本来であれば起こってはならない事故なのだが。


「要救助者とみなし、このまま迷宮外へ運びます。シロさんとどりあーどさんは引き続き異変の確認を」

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