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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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十六夜さんと再会する二十六夜さんと勇者

二十六夜さんを自販機コーナーにある椅子に座らせ、まずはサービスエリヤにありがちな紙コップのお茶を飲んでいただくことにした。


「お茶をどうぞ。ちょっと渋いですけれど…」


「人だったころの記憶には残っているが」


十六夜さん達は人をベースにした人工人格を持っており、どうやって抽出されたのかは謎だが完全な精神のコピーに成功したと思われる。


境界の地に人の姿として顕現するのは精神体の保護の為と聞いたような記憶も。


十六夜さん達は飲食に関してはさほど抵抗感は無かったような気がするのですが、二十六夜さんはおっかなびっくりといった感じで。


「久々…本当に久しいな。これが味というものか」


もしかして二十六夜さんはレアケースなのだろうか。


「ここにあるものすべて飲食にかかわりのある…」


自販機を見渡して驚く二十六夜さん。


「はい。殆どが食べ物や飲み物の販売機ですね」


変わり種は海苔の自販機だったり、出汁の自販機だったり。


梅干しも買えるんですよね。自販機恐るべし。


巨大なピザの自動販売機も備わっていたりしますが、あれもコナモンに分類されると思うのですけれど、精霊女王的には違うようで。


「小僧、帰ったのではなかったのか?」


自販機コーナーで二十六夜さんにいろいろ食べてもらおうと準備していたら十六夜さんがお見えに。


---


「二十六夜か!」


「十六夜よ、いつぶりか…」


白黒のゴスロリを纏った二人が抱き合って再会を喜んでいる。


「小僧、二十六夜をどこで…」


「偶然です。ななや旅館でマッサージを受けている最中に寝落ちして、気が付いたら二十六夜さんの境界の地に」


そういえば姫さま達はどうしているんだろう。


ログイン状況を見ると全員灰色になっており、ログアウト後らしい。


地球時間で午前4時くらいなので当然と言えば当然だろう。


姫さま達からすまほーちゃんにメッセージがいくつか届いており、先に戻りますという内容のモノだった。


僕はそのまま寝ていたらしい。いったいどういうからくりなんだろう。


「小僧、礼をいう。昔の仲間とこうして再会出来るのは何にも代えがたい」


十六夜さんのお仲間って何人くらいいるんでしょうか。


それぞれに境界の地が割り当てられているらしく、無月さんはサンセットビーチ、七夜さんは森の中の巨大旅館と地球のコンテンツが。


二十六夜さんの境界の地はデフォルト状態でしたが一体どんな差があるのか不思議ですね。


「そうだった。二十六夜さんにもすまほーちゃんを」


これでいつでも連絡が取り合える。早速グループチャットに二十六夜さんを追加しメッセージの送受信を可能としておく。


起きてから姫さま達にも知らせないと。


「では、僕はこの辺で…」


滞在時間のリミットが来たようなので今日のところはログアウトを。


---


「知っている天井だ」


「勇者さま、昨晩はいつごろお戻りになられたのですか?」


「姫さま、それなんですが…」


夕べ、新たな境界の地を発見し、そこで二十六夜さんと出会ったことを報告。


「二十六夜さん、十六夜さんと似た感じのお洋服なんですね!」


彼女のメッセージアイコンは僕が撮影した写真を使っている。


姫さまはゴスロリ文化というものをおぼろげながら理解しているようで十六夜さんと同じスタイルであると見抜いたらしい。


「おかあさまにも報告が必要ですね!」


姫さまは僕から二十六夜さんの写真を受取ると、早速オパール王妃へと送信。


今夜は多分王妃さまも視察に行くのでは?という流れになりそうだ。


みなさん、もぞもぞと起き始めたところで洗面所へ行って洗顔とはみがきを。


---


「社長にも共有しておかないと…」


チーズトーストとコンポタ風スープ、彩野菜のサラダを頂いた後で地球グループへ情報を流す。


返事は始業時間後だろうと思っていたら間髪入れずに返信が。


「ええっと、どこにあるのか?って場所の共有してなかったっけな」


そういえば接続したドアがそのままでしたね。


高さ20mはあろうかという金色の門は割とインパクトがありますが、設置個所の移動は出来るんだろうか。


一応邪魔にならないよう、サンセットビーチの崖に門を開けたのですが。


夕べ撮影しておいた門の外観もついでに共有しておく。


扉は開けっ放しにしておいたので出入り自由。


今日の地球組は他の業務そっちのけで新しい境界の地の探索がメインになるらしい。


まぁ、何も無いんですけれど。デフォルト境界の地といった感じで。


二十六夜さんに了解を得られれば遊園地を生やしたいなという野望が。


前振りだけ入れておいて今夜にでもコンテンツの相談を進めようかと。


社長への報告が一通り終わったので、南の平原迷宮の様子を探ることに。


---


「僕は冒険者ギルドに顔を出してから南の平原迷宮を見にいきます。その後はアトレーンの事情聴取の様子を確認に」


「私共は午前中は学校へ。午後は神社のお手伝いの予定です!」


今日も姫さまとは別行動となる。南の平原迷宮への立ち入り制限が解かれていないのでランクの低い姫さま達は入れないのだ。


あと3日ほど様子を見て問題が無ければランク制限の解除を進言するつもりですが。


ちなみに昨晩からこれといった動きは無い。


あの「べあーむ」は本当にイレギュラーだったのかもしれない。


まずは冒険者ギルドへ何か報告が上がっていないか確認に。

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