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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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製薬会社の選定を迫られる勇者

現在のところあくまで検査結果が出ただけで、即エリクサーの製造に入れるわけではない。


実際、成分分析を行って地球では存在しないスペクトルも観測されているとの事で、これは一体何なのか?というところからスタートになると思われる。


そういった地球由来ではない成分を公開するにあたり、どこの製薬会社が一番信用できるのかというところから選定をしないとならない。


製薬会社のコンプラなんて僕にはさっぱり分からないですし。


社長は事前の調査で十数社に絞り込み、新薬に関する検査データを提出したいと裏から打診をしている最中とかで、返事のあった実際の社名が出てきた。


例えるなら絶対に風邪の治る薬が出来るわけで、そんなものを世に出したらどんな事になるのか?


ちなみに僕はあちらに飛ばされてから風邪を全く引かなくなった。


体内に宿した二人の精霊の加護によって病原菌が繁殖しない体になったようで。


そういえば僕は生身であちらに行ったわけだが地球から風土病などの持ち込みをしていないのか、そればかりが心配であったが双子が言うにはこちらに転移する際にフィルターされているのではと。


なにその宇宙大作戦の転移装置みたいな仕組みは?と思ったのですが。


シロさんや精霊女王達も地球へ行って戻ってきているわけで、地球から持ち込んだウイルスや細菌の類があちらの世界にどういった影響を及ぼすのかという話も。


彼女達もフィルターをされているのかと思えばなんとなく理解ができるような出来ないような。


そんなことを考えていたのがいけなかったのか社長から「この会社はやめたほうが…」と。


「ああ、すいません。さすがに知っている社名ばかりですが中身は分かりませんので」


いずれの会社も感染症に関するワクチンを製造する技術を保有する大企業ばかり。


もしもエリクサーが製造可能となればとりあえず飲んでおけばどうにかなるというとんでもない事態に。


副作用もなく、年齢制限なども存在せず、まさに万病薬などというおとぎ話にしか出てこないようなモノが世に放たれるわけで。


今はまだ可能性の段階に過ぎないが…。


「益田の端末に詳細を送るので検討してほしい。おぬしの能力であれば見極めなどたやすいだろう」ととんでもないことを言い出す社長。


「いや、僕にはわからないので双子に相談してみます」


ネットの付喪神みたいなものですし、シースとレーネ。


最低でも三社くらいには絞り込みたいというので、3日ほど待ってもらうことに。


---


「サブロー、夕食まで横になってるにゃ」


境界の地から戻るといつもの10mソファの上、シロさんの膝枕で寝ていた僕。


どりあーどさんも付き添い、魔蔦でマッサージをしてくれていたようで。


ちょっと体が軽くなった気がする。


「姫さま達は戻ってきましたか?」


「まだ神社にいるみたいだにゃ。サブローが寝てから半ニールも経っていないにゃ」


1時間か。結構寝て…いや、話し込んでいた気がするのですが。


窓から外を見れば日が落ちる少し前といったところで、姫さま達がこんな遅い時間までどうして神社にいるのかちょっと心配に。


「なにかトラブルでもあったんですかね?」


「今日は清掃を長めにやるって言ってたにゃ」


ギルドから派遣されている子供達を先に返し、姫さま達だけで清掃を行っていると。


最近は管理迷宮に潜っていることが多く、神社の清掃も短時間しか出来なかったのでその埋め合わせをしているのだとか。


清掃と言っても銀杏に似た葉が落ちるのでそれを集めるのが仕事になりますが。


石畳などはリアクターからのエネルギー供給で常時シールドを発生させており、汚れが付着する事は無い。


落ち葉集めも雰囲気だけの清掃となるのだが、姫さま達はそれが楽しいらしい。


「迎えに行ったほうが良いかな?」


「サブローは心配性にゃ。おとなしくお屋敷で待っていればいいにゃ」


まぁ、警備に関してはこれでもかという感じで固めていますので。


やることも無いので社長から送られてきた製薬会社に関するデータをAIに読み込ませて精査することに。


---


「勇者さま!ただいま戻りました!」


日が落ちてまもなく、うちのこ達がお屋敷になだれ込んできた。


全員お洗濯魔導を起動してからの入室で、抱き着いてきた姫さまからは何故か花のようなよい香りが。


いつのまにアップグレードしているんだろう。このおせんたく魔導は。


今までは無臭だったはずなのに。


「シースさん、レーネさんから地球でのお洗濯で香りづけをすると聞きましたので」と元締めであるソネッタさんから返事が。


あれ、声に出てたかな?


双子が魔導陣を魔改造してフレグランスを追加したそうで…。いったい二人はどこを目指しているのか。


双子と言えば例の製薬会社の見極めを依頼しないとならないんでした。


一応二人の端末には生データと現在解析中のデータを送ってありますが。


「「いちにちほどけんとうしますなの」です」と。


製薬会社の件は二人に任せることにして、お夕食までは各所に放ったドローンのアップデート状況の確認、そして南の平原迷宮のイレギュラー魔獣に関する追跡調査のデータ収集に当たることに。

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