退職短歌
仕事での
ストレスによる過緊張
今朝も午前五時に目が覚め
生きている
それだけでは許されぬ
親の期待は鉄より重く
泣きそうで
噛み締め切れた唇の紅はルージュ
二十二歳の
「頑張って!」
指導通りに頑張って
慣れぬ職場で発狂しそう
いつまでも馴染めぬ会社に居場所なく
日曜の夜はいつも憂鬱
お客さんが
あたしなんかにくださった
「看板娘」の言葉忘れない
辞めようか続けようかと迷いつつ
今日も職場で愛想笑いする
出来なくても
社交不安障害を
ダメな理由にしちゃいけなくて
追い詰められ
首吊り選ぶその日まで
仕事のために命削ろう
働けども働けども満たされぬ
飢餓感のため今日も働く
鬱々と仕事に励み
病めれども
試用期間は三カ月延び
「ひとりじゃない」
上司の言葉は上滑り
あたしは誰も信じられず
いきなりの退職勧告
やりきれぬ
適正ないなら早く言ってよ
働きたい
働きたくてイライライラ
病気なんか知ったことか
常務さま
あなたの下した判断で
我が家はもはやグチャグチャです
クビになり
ニートになるくらいなら
高三の時に死んどきゃよかった
無理解な家族の
負担でしかないならば
こうなる前に死んどきゃよかった
頑張って
頑張り方を間違えて
全部失い生きる価値なく
無理をして
心壊すほど頑張れど
結果の出ない努力などクズ
今日までは当社の社員
明日からは晴れて無職よ
死にたくなるわ
信頼は事実から目を遠ざける
足掬われて死んじまえ常務
常務さま
開けたつもりの閉じた目で
進めばいいわ底なし沼へ
鬱病と社交不安障害と
手を繋ぎながら
顎上げ生きる
クビになり
ネガティブ全開暴発し
視野狭窄で今日も死にたい!
汚らしいあなたのレバーをソテーして
孫に食わせてやれたら愉快ね
常務さま
滑って転んで前歯ポキン!
そうなりゃあたし神信じるわ
流れ星!
はやくはやく唱えなきゃ
「独裁者が惨く死にますように!」
信じられる人は
片手に足りるだけ
そんなにいるのが信じられない
解雇され
周囲は怒り心頭で
むしろ本人ポカンとしてる
大学出て
就職そしてクビになり
何だか生きることに飽きてきたよ
間違いなく常務は鬼門
ちなみに会社は
あたしを食い殺す場所
疑心暗鬼
解雇された会社の中
信じられるのは同期だけなの
会社辞め
まだ一週間しか経たないのに
もう何か月も一人の気分
頑張れと言われ続けて
頑張りすぎ
壊れた途端解雇が××××
精神科の世話になるほど頑張った
試用期間中で
クビになるとは
再就職しようと決めて考えたが
面接で言えることがないわ
世間さまが求めてるのは
傷のない林檎であって
虫食いでなく
クビになり完全に自信喪失し
生きる価値ないクズです僕は
××主任あなたが私を殺すのです。
遺書であなたを名指ししよっと
毒がある?
イヤあねそんなことないわ
あなたがしたことに比べたらね




