表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
5/6

女戸主

 母方の家は今は故郷の隣町、両親が結婚したときは少し離れた村の、山の中だった。子どもの時に何度か行く度に、「山の中だなあ」と思っていた。今ではその想いがさらに強くなっている。



 母の父方は兵庫県から、母方は福井県から入植している。


 母の父方の曽祖父母は兵庫県の同じ村で生まれて結婚し、大正5年生まれの祖父(三男)までの少なくとも三男一女を儲けた後、北海道に渡って少なくとも一男を儲けた。入植したのは山間の、あまり条件の良くない土地だ。有力な地主が所有する土地の小作農ではなかった、ということなので、金銭面以外の理由があったのかどうかはわからない。三男だった祖父が家を継いだので、長男次男については消息が判らない。

 この土地は離農して数十年になるため、山林に戻っている。


 母の母方の4代前、高祖母は福井県の人だった。連れ合いに先立たれたか何かで女戸主になり(旧民法下では限定的な存在)、明治40年に多分同じ村にいた曽祖父母夫婦を養子にした。その後、曽祖父母は長男次男とたぶん高祖母とともに明治43年までに北海道に入植。高祖母は北海道の土となった。大正8年に祖母が五女として生まれた。

 曽祖父は別の家の戸主だったが廃家し、高祖母の養子となっている。詳細は判らない。


 どちらの明治末期〜大正初期の入植なので、大凶作が影響した可能性はある。食い詰めて北海道に流れてきた、典型例だったのかもしれない。子孫はそれぞれ残っているが、農家を継いではいないようである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ