神様、僕の願いを叶えてください
目を開けると夢でよく来た真っ白な場所に来ていた。
「若いうちに死んでしまうとは不運なやつだな」
誰だろう?
「君が僕を恨んでも何も言わない。恨むがいい。それ相当の酷いことをした」
「誰ですか?」
そう言うと彼は答えた。
「私は神様と呼ばれている。実際はまだ神様ではないけど、次世代の神という噂はされている神だ」
何を言っているんだろう?僕には話の内容が全くわからない。
「僕の父が酷いことをした。許してくれ」
つまり、彼は神様の子ども?
「君が謝ることではないと思うけど」
僕がそう言うと彼はお詫びとして1つ望みを叶えてあげると言った。
「望み、か」
「ないの?生まれ変わったらモテたいとか。お金持ちになりたいとか。美少女の奴隷になりたいとか」
「最後のは絶対にない」
美少女の奴隷になりたいとか、変な人しか望まないでしょ。
「どんな望みでも叶えられるの?」
僕がそう質問すると彼はこう言った。
「ある程度は叶えられるけど、難しい願いならリスク付きになるんだよね」
リスク付きでもいい。僕の願いはただ1つ。
「だったら、僕を生き返らせてください!」
彼は僕の願いを聞いてこう言った。
「いい。生き返ることはできるけど簡単な願いではない。つまりリスク付きだよ。しかも君は過去最高レベルの不幸な人だ。そもそも願いが叶うかどうかわからない。下手すれば君は魂自体が消滅して転生できなくなる。それでもやるかい?」
「うん。だけど、もし生き返れなかったら、光を守ってほしいんだ」
すると彼は笑いながらこう言った。
「君の彼女を守るのは君だけの役目だよ」
そう言って、彼は僕を押した。気持ち悪い感じで、ぐるぐる回りながら落ちていった。
目を覚ましたら、ヤクザの基地っぽいところの建物の影にいた。
「生き返った?」
僕がそう呟くと彼が僕の脳に直接話しかけた。
「いい。生き返ったけどもちろんリスク付きだよ。そのリスクは日光を浴びると消滅すること、タイムリミットは彼女を助け終わるまで」
僕は少し笑顔でこう言った。
「十分だ」
僕は全てにおいて日向の道を歩けない少年になった。




