決着!!死刑囚VS月影
生き返ったけど移動するのは大変だった。日向を歩けない為、日陰でないと歩けない。
入り口はどうやら日陰だった。僕はスマホで時刻を見た。
「日没まで残り10分か。どこか安全な場所で過ごさないと」
そう僕が独り言を言っていると彼から連絡が来た。
「今の内に服、変えた方がいいよ。君の正体がわからないようにしないと色々と面倒だし」
「そうだね」
すると、服屋さんが目の前にあった。だけど、日向があるので、渡ることができない。
「どうしよう。日向で渡ることができない」
「安心して。雲で太陽が隠れたら通れるよ」
雲によって太陽が隠れた。僕はその瞬間走って店に入った。
とても不審者っぽい服になった。とりあえず僕はパーカーのフードを被った。
「待ってろ、光」
僕はそう言って中に入った。
「おいお前。新入りか?」
男はそう僕に聞いたが僕は無視して前階段を上った。
「おいおい。俺たちが誰だと思ってんだ」
肩を組んできた男の顔を壁にぶつけた。男は鼻血を出し、倒れた。
「頭、侵入者です!!」
「何?誰だそいつは」
「フードを被っていたのでわかりません」
「ちっ」
「やっとここまで来れた」
ここに来るまでに30人は倒しただろう。残り2人。この2人を倒したらやっと光を助け出せる。
「誰だテメェ」
「……」
僕は黙り込んだ。
「テメェ、黙ってんじゃねーぞ!!」
そう言ってヤクザは殴りかかってきた。が、こいつに関しては回し蹴り一発で首の骨を折った。
「へ~。君強いんだ。だけどね、こっちはヤクザだ。本業が喧嘩のもんでね」
「光はどこだ」
僕は奴の話を無視して聞いた。
「光?あ~、あの女か。あいつなら
ずっと苦しみ、死にたがってるよ」
奴がそう言った瞬間、僕は奴の頬を殴った。
「効くね~。どうやら殺さないとわからない奴だな」
奴は僕に銃を向けた。が、僕は奴の銃に銃弾を当てた。
「お前、やってることわかってるのか?犯罪行為だぞ!!」
「してることで言ったらお前も一緒だろ。光を返してもらうぞ」
そう言って僕はフードを脱いだ。
「お前!!」
フードを脱いだ僕を見て奴は驚いた。
「生憎、僕にも時間がないんだ。これで最後にしようぜ。百五十人連続殺人事件を起こしたヤクザのリーダー、宮野和彦」
「名前で呼ばれるのは久しぶりだな。だが、誰も知ることのない俺の本名をなぜ知っている?」
「僕が爆発に巻き込まれた時、お前の写真と名前があった。お前のアルバムが沢山あったから、判明するのは簡単だ。なぜ捨てようとしたのかは知らないけどな」
僕がそう言うと奴は喋り始めた。
「人殺しするのに知人を巻き込みたくなかった。だから、アルバムなど俺に関わるものは全部無くそうと思った。今回は巻き込んでしまう可能性があるからそうしただけだ」
「意外と人思いなんだな、お前」
すると、奴は僕にこう言った。
「勝った方の願いを叶える。これを条件に勝負だ」
僕は相手を睨みつけてこう答えた。
「望むところだ」
そう言って、殴り合いが始まった。ヤクザの頭と言うだけあってとても強い。なので、長い時間殴り合っていた。
「俺を何だと思ってやがる。ヤクザの頭だぞ!!」
そう言った瞬間奴は僕に殴りかかってきた。スピード、拳の重み、全てが今までと違った。
「ガハッ」
僕は腹に一発入れられた。
「どうした。こんなもんじゃねーだろ!!」
「当たり前だ!!お前は必ず俺がぶっ飛ばす!!」
僕はそう言って奴に殴りかかった。
僕は負けれない。光を助け出すまでは死ねない。そう思いながら僕は奴を殴った。
「光を、返せーーー!!」
僕はそう言って奴の体を蹴った。
「フッ。大した奴だ。この俺まで負かしてしまうなんてな。二段目の俺の机の引き出しに入ってある」
奴は疲れ果てた声でそう言って、目を瞑った。
「じゃあな、宮野和彦」
僕は奴にそう言って、光のいる牢獄に行った。




