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神代兵器の自由意志  作者: ぶくっと醤油
1章
28/32

28 勇者...勇者?

魔人族は味方についた

人族 獣人族 魔人族の三種族はカーナー大陸の3代勢力

事戦闘能力では魔人族は獣人族よりも高い

人族と獣人族でも一筋縄ではいかないのが魔人族であり1対1で殺りあうのは愚の骨頂と言われるほどだ

そもそも魔人族とは魔物の進化形態故に魔物が発生する根源である魔力から生み出されるので魔法適性は総じて高い

しかし魔物の進化形態に過ぎないので数が少ない

人族と獣人族が魔人族を円卓で押し止める事が出来るのは数の少なさが大きな要因だ

そんな魔人族を味方に出来たのは大きな進歩

カーナー大陸の最大戦力を取り込んだのと言っても過言ではない

それに魔人族の1部は魔物を操る事が可能なので恐ろしいったらありゃしない

まぁそんなこんなで近い内に攻めてくるであろう竜人族達に対抗出来る戦力が確保出来たので人族と獣人族が協力してくれなくても何とかなるはず

そして今いるのは数週間前まで滞在していた人族領の第1防衛ラインであるラキュース王国

なんでもラキュース王国付近にあるSランクダンジョンで無双している6人組がいるとか

間違いない 以前から監視していた勇者一行だ

Sランクダンジョンで無双しているなんてこの短期間でどれだけ強くなったんだろう?

それとも逆かな?Sランクダンジョンの攻略が簡単になったのかな?

Sランクダンジョンは高い生産性を持つ

人型の魔物が装備している武具や宝箱から手に入るアイテムはどれもが高性能で1日で補充されるからどんどん溜まっていく

それを売ると高性能なので当然高値で売れる

そこからまた高値で売られまたどこへと行き潤いを与える

沢山の高性能品を溜め込みそれを売りまくって荒稼ぎしている勇者一行

本命は打倒魔人族のための特訓なんだろうが悲しいかな 街のみんなからは様々な目で見られている

勇者であるがための好奇の視線 人族にしては強いということの畏怖の視線 ポンポンと高性能な物を売るという売ってくれという視線 街娘からチヤホヤされている勇者男子組への嫉妬の視線などなど

強くなるためにSランクダンジョンに籠っているという理由を知らない者達は敬意の視線ではない視線ばかりだ

阿賀野 幽砕這 一見男とは思えない中性的な顔で身長が低いせいか女の子の方が合っている謎の男の...娘?

地球では表向きは高校生だが裏で暗殺者をやっているっぽい アサシン1家とかすこ

周りにいる彼彼女らも裏の業界で活躍していて常に隣にいる女の子とコンビを組んでおり一緒に活動しているらしい

暗殺者で勇者とは...勇者なのだろうか...?

まぁ勇者勇者言われているが勇者は例えであって正しくは''転移者''なのでそこら辺はどうでもいい

リーリエ曰く彼らに打倒魔人族は1万以上年速いと言われた挙句今度の魔王は僕なのでそれこそ打倒魔人族は不可能になってしまったのだが...

そもそも暗殺者をやっていたのだから不用意な正義感はあるはずがない そんな物を持って生きているのはよっど自惚れているか平和ボケしすぎた者ぐらいだ

常に危険に身を寄せている者に正義感など不用 円卓に出てほしくない このままダンジョンに引きこもっててほしい

けど悲しきかな 彼らは打倒魔人族を諦めていないらしい リーリエの実力を知った上でああ言えるのだから強かすぎる

地球では裏業界のトップを走っていたようだし今も勇者勇者ち持ち上げられ以前よりも身体能力が上がり無双状態だから慢心しているのではないだろうか

人間意外と変わるものだ それも自分が気付かないところで気づかないままいつの間にか突然に変化しているものだ

円卓に出て魔人族を減らしてほしくないし彼らが死んでは今後少なからず計画を変更する必要がある

おっと ちょうどダンジョンから出てきた

これから後ろを付けて宿泊している宿を特定する

今後の予定とか聞いておきたいからね

情報大事超大事 これ一個で状況を逆転させたりそのまま絶望したりでいろいろ出来るんだから集めておいて損は無い


「ふぅ〜...【原初魔法 光 屈折 重力 半減及び反転】」


原初魔法で光の屈折させ透明状態になる 生物は光を捉え物を見ることが出来るので光が1つも無い場所では物を見ることが不可能になる この方法で透明状態になると人間の目では光が一つもない真っ暗な空間なので何も見えないのだが僕の目は人間のそれではないから関係ない

けれど相手は現役暗殺者とその仲間 足音とか匂いとかでも気づかれるかもしれないので透明化以外でもいろいろ消しておく

視線は僕の目の性質上気にする必要は無い 匂いは気流で 足音は重力を反転させた擬似的な浮遊で 気配は周囲に同化させて 魔力は体内の魔力回路で

相手は一応勇者一行 徹底しても過剰ではないはず


「...ん?」

「どうしたの?ゆーくん」

「いや 今なにかいた感じがして」

「なんだ?魔物か?」

「...気のせいかな 疲れたし早めに寝よっと」

「んだな」

「そうだね」


流石に勘までは対策出来ないよ...






「どうだった?」


街外れにある洞穴に入った途端に聞こえてくるバグルスの声


「宿は分かったけどもう寝たっぽいから今後の予定は不明 それと勘がいいみたいだから一旦戻ってきた」

「やっぱ現代暗殺者は伊達じゃないかぁ...次から大丈夫?」

「問題ないよ まだ気のせいで止まってるから」

「そっか...」


引き攣りながら苦笑するバグルス


「今後はどうするの隊長?」

「僕は探し物があるから暫く空の旅かな」

「へぇ...じゃ長話はダメだろうから行くね」

「行ってらっしゃい バグルスの事だから無いと思うけどバレないでね?」

「もちろん」


手を振りながら洞穴から出ていくバグルス

今僕らは勇者一行の予定以外にも人族領で様々な活動をしている

アリサは冒険者として活動し冒険者間の情報を

オドガルムは人族領内の魔物達の使役及び殲滅

リーリエは各国の情勢や国の機密などの収集を

どれも今後必要になってくる事だ

アリサにはSランク冒険者として地位を築き表向き僕らが動きやすくなる状況を作らせる

オドガルムにはワザと国に魔物を嗾けアリサに狩らせアリサの地位向上のサポートと今後の戦力拡大

リーリエには各国上層部の動きと様々な情報を把握し裏からアリサとオドガルムのサポートを

自作自演で僕達が有利に動きやすくなる状況を作るのは少々無茶がありそうだがバレなければ問題ない

それにリーリエに人族領の国々を束ねる国の上層部を牛耳らせれば人族を味方につける事も出来る可能性が出てくる

と言うか多芸なリーリエなら牛耳るどころか完全に支配しそうで怖い

しかしこのどれも僕達クレアシオンシリーズからしてはさほど難しいものでは無い

1番難しいのはやはりバグルスに任せた勇者の監視だ

彼らには友好的かその逆でも疑われる可能性がある

特に阿賀野 幽砕這に疑われるのは避けたい

今は勇者だが暗殺者の経験がある彼に中途半端は通用しない

地球での暗殺者は誰も一流だ いくつもある厳しい検査を回避し殺人の証拠を徹底的に消す

徹底的でなければ地球で暗殺者は生き残れない だから彼に監視で中途半端は通用しない

はぁ...正義感ダダ漏れの鈍感男なら楽勝だったんだけどなぁ...

暗殺者である彼はよほどのことがない限り他者を信用しないはず

それはこの世界に来て更に拍車がかかっているはずだ

だから旅に同行させるという手段は取れない

いざとなったら生命体に対しては絶対に負けないバグルスを影から監視させるという方法しか取れない

リーリエでのいいのだけど勘は防ぎようが無い

さてと...


「僕は僕の仕事を全うしますか」


洞穴の中に設置していた道具を片付け早歩きで外に出る

目指す先は僕らの故郷 必要な物は今の内に揃えておかねば

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