ハッピーエンド!?
にしきの見合い相手は、細身で背が高く、にしきと同じような地味系の男性だった。空気感がにしきと似ていた。その見合い相手と一緒に来た付き添いらしき男性は、何だか落ち着きがないような変な動きをしていた。
彼らはにしきとおはぎペア、の男性版、のような感じだった。
「日比谷さんですか」
にしきは、見合い相手にそう声をかけた。
見合い相手は聞こえるか聞こえないかの声で、
「初めまして日比谷です」と答えた。
はたから見たら、地味目の黒髪の男女2人、その後から奇妙な動きをしている年齢不詳の男女2人、計4人、という感じだ。
話をしてみると、非常に波長が合い、お互いの学歴や家族構成や考え方も似ていて、とんとん拍子に見合いの話は進み、意外にすんなりと、にしきは日比谷と結婚した。
日比谷と一緒にいた非常に人間像離れした男性は、実は半魚人で、人間にも変身でき、日比谷のペットだった。半魚人は、おはぎとも仲良くやれて地味ながら、つつましく、幸せに生活していた。
日比谷にしきとなった彼女だが…
そんな中、日比谷の友達の人魚コレクターの家に日比谷と共におよばれすることになったのだ。
そういえば、にしきの夫の日比谷も人魚オタクだったなぁ…と思いながら夫と共に、夫の友人の人魚コレクターの家へと向かった。




