表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
12/14

12 奴隷労働のツケは奴隷が払う時代

短編作品「逆にゴブリンがこっちの世界に転移してきたら」を分割したバージョンです。

内容は変わりありませんが、少し読みやすくなると思います。

(短編バージョン)https://ncode.syosetu.com/n6469ji/

私は、今は3つの仕事を掛け持ちしているが、給料は全部足しても、雀の涙にしかならない。

ゴブリン保護法のお陰で負担の増えた日本は、増税に増税を重ねることで、消費税は遂に30%を超える事になった。

私は多忙に逃げ出したくなるが、仕事の無かった時代に比べればと、自分を奮い立たせる。


見れば日本は、随分と異国情緒溢れる国に変貌していた。ゴブリン保護法による人手不足と少子化から、ついに政府は移民を全面解禁したのだ。


彼らも最初は労働力として重宝されたが、やはりゴブリンを使役していた時代と比べると、圧倒的に効率も悪く、燃費も悪い。

かつてを忘れられない経営者は、移民労働者に不当な搾取や体罰を行うようになり、度々問題となった。

勿論、移民労働者だけがそうではなく、日本人労働者もまた虐待され、劣悪な労働環境に辟易していた。


だが、日本人と違い移民労働者は実に逞しかった。社会保障を利用することで、最低限の文化的な生活を確保出来るのだ。これを利用しない手は無いと、仕事に就くことを放棄し、地べたに寝そべる者が増えてしまった。


街には路上生活の外人とゴブリンに溢れ、かつて無職だった私は忙しく働かされている。

いっそ、私も彼らのように、生活保護申請でもして、楽に生きるのも良いかも知れない。

いや、どんなに安く使われても、()()()()()と言う事が、彼らよりも上級な存在である証明なのだ。そう考えると、例え無給労働を強要されても、この仕事を続ける意味があるというものだ。

※登場する人物はすべて架空の人物であり、特定の人間を揶揄するものではありません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ