帰宅
その後も本屋や木製の美術品を鑑賞したりなど街を歩き回って今は森の中を散歩中だ。
(そろそろ森を抜けるかな?)
「エルフの国といったら世界樹だよね〜」
ポルカが前を歩きながら話しかけてきた。
「確かにあの大木は見たら忘れられないわ」
「お前…風情とか分かるのか」
「失礼ね!分かるわよ、これでもいいとこの娘だし」
「ハハッ、ご冗談を」
「……」ボウ
「悪かった、許してくれ」
(分かるよヒロその気持ち)
「ねえライア今失礼なこと考えなかった?」
「い、いや〜気の所為では」
「……まあ、いいわ」
(多分バレてるなて、ん?なんか道から逸れてるような)
僕が変なのかと思っていたがどうやら違うらしくルーシルとリンナもポルカに尋ねていた。
「少し道からずれてませんか」
「しかも奥に入ってきてるような気がするのですが」
だがポルカは随分とあっさりとしていて
「うん、そだよ」
「何故です」
少しルーシルの目に警戒が交じるとポルカは明るく笑って
「そんな顔しないでよ〜、ガイドとしていい景色を見せたいの」
そんなポルカの様子を見てルーシルも警戒を解く。そこから2分くらい経ってポルカが声を上げた。
「あっ、見えてきた」
僕達の目にかなり大きな木が映つる。
「着いたよ、ここに来たかったんだ〜」
(でかすぎだろ!目算70mはあるぞ)
「ここは世界樹の次に高い木なんだ〜、こっちに来て」
木の裏側に行くとマットレスがあった。
「これはねスライムと浮遊の魔法を付与していてここで飛ぶと一気にあそこに跳べるんだ〜、ちなみに私が作ったの」
上を見上げると出っ張ってるところがあった。多分あそこに向かって跳ぶのだろう
「落ちるときどうするんです」
「落下速度低下が付与されるから問題無いよ〜」
「じゃあ、俺が一番で行くわ」
ぴょんぴょんビョ〜ン
「うわ〜〜〜〜」
キラーン
「…………」
「あーーーーああ?」
フワフワフワワワ〜スト
「おお〜〜〜」
「へへん、どうよ」
「次私〜」
ビョ〜ン(以下略)
それ以外省略
最後に僕が跳んで着地すると皆ある方向を見ていて僕もその方向に向くと目に飛び込んできたのは夕焼けに照らされたエルフの国と世界樹ユグドラシルだった。
「ここは私お気に入りのスポットなの、ここに来ると嫌なことぜ〜んぶ忘れられるんだ」
「綺麗だわ…」
皆言葉を忘れて魅入っている。そして時間が経ちこの風景を目に焼き付けれたため帰ろうとする。
「帰るときもあのマットレスに向かって飛び降りたら良いよ〜」
(勇気いるな〜)
心を整えているとヒロが真っ先に飛び降りた
(度胸あり過ぎじゃない?)
ボヨヨ〜ン、ボヨヨ〜ン
どうやら着地したらしい。
そうして全員飛び降り宿が向かって歩きだす。僕は先頭をいくポルカを見つめながら考え事をする。
(やはりメインヒロインなだけあって優秀だな、他にも凄いところはあるがこの魔法に対する知識と魔道具の制作技術ポルカがいればあれらが作れる!ワクワクするな)
そして宿につくと侍従がいた。
「キラ様があと20分後くらいにこの場所に来てほしいとおっしゃっていました」
ちらりとヒロが見てきたので皆頷く
「わかりました、その時間に向かいますとお伝えください」
「畏まりました。そのようにお伝えいたします」
侍従が去るのを見て部屋に入った。
「魔王の秘密を知れるのね、これは他の龍に自慢できるわ!」
「内容は喋ってはいけないかと」
「わかってるわよ!」
(呑気だな〜、まあララらしいか…ちょっと寝よ……くぅ〜)




