エルフの王
「着いたわよ」
師匠が足を止める。
「何処の王族でも家がデカいのは変わらんな〜」
「しかもこれ木造宮殿だ、凄いな〜」
(前世でのコローメンスコエ木造宮殿に似てるな、木の温かさを感じる)
そうして門を潜り入口に着いた。
「私の案内はここまでよ」
「ありがとうございました師匠」
「「「ありがとうございました先生」」」
「はい、あなた達も頑張ってね」
その時男のエルフが近寄ってきた。
「勇者パーティの皆様ようこそ我らの国へ、ここからは私が案内します」
「「「お願いします」」」
「では此方へ」
宮殿に入り歩いていくと案内人が止まった。どうやらここらしい。
扉の前にいたエルフが扉を開いた。部屋に入り深く一礼し中央まで歩きもう一度した。
「楽にせよ」
僕達は顔を上げた。僕達の目に映ったのは光り輝く銀髪に金色の瞳の美青年だ。年齢は302歳(人間換算30歳くらい)だったと思う。名前はキラ・フォレス
「勇者達よよくぞ来てくれた歓迎しよう、君達は魔王について聞きに来たであっているかな?」
「はい、その通りです」
ヒロがそう答える。
「では早速、と言いたいところだが君達も疲れてるだろうし夜に話そうと思うのだがそれでいいかい?」
『どうするよ』
念話でヒロがそう聞いてきた
『良いんじゃない?』
『私は問題無いです』
『そうですね、それでいいと思います』
『僕もそれで良いよ』
「そうさせてもらいます」
「なら丁度お昼時だし一緒に食事なんてどうだろう」
僕に配下のパイプを通して凄まじい食欲の感情が流れ込んできた。
(ララだな、間違いなく)
『ど』
『食べるわよ!』
『反応はえ〜』
『僕も食べたいかな』
『そうですね、私も食べたいです』
『皆さんが食べるなら私も』
「食べさせてもらいます」
「そう言ってもらえてよかったよ、私も腕によりをかけて作るよ楽しみにしててくれ」
(ん?今の言い方まるで自分も作るみたいな…まさかね)
ーーーーーー
僕達は食堂に移動して椅子に座っていた。
「楽しみだわ」
(目キラッキラだ〜)
皆で食事を待ってる間僕は第二章について考える事にした。
(この国でやることは主に3つあり1つ目、ポルカ・フォレスを仲間にする。2つ目、世界樹の根元にあるダンジョン「精霊の導き」で初代勇者と聖女が残した聖遺物を回収すること。3つ目、虹魔水晶を守り七魔将暴食ベルゼブブを倒すこと。1と2はいいとして3はとにかく難くて、多種多様な攻撃を仕掛けてくるだよな。そして基本的に僕達の攻撃は奴に食べられるからダメージを与えれるのはヒロとリンナだけ。だから僕達はサポートに回るのだがそれだけでは面白くない、一応ダメージを与えれる方法は知ってるから考えとこうか)
「そろそろのようですね」
ルーシルがそう言ったとほぼ同時侍従により料理が運ばれてきた。
「これは山菜のサラダで山ウド、セリ、タラの芽、ミニトマトを使用し去年採ったオリーブで作ったオリーブオイルとレモン、塩で味付けしている。こっちが鹿肉のローストでオリーブオイルをひきミディアムレアに仕上げてソースは焼いた時にできた旨味に赤ワインと醤油を加えて作っている。そして白米と赤ワインにデザートの苺のコンポート、ぜひ堪能してくれ。ちなみに醤油と白米は東の国から輸入していてデザートは私が作ったんだよ」
(凄いな、まさかここまで美味しそうな食事が出るなんて)
「「「いただきます」」」
ライアグループ(僕、ララ、ルーシル)がそう言うと他の皆が全員ハテナマークを浮かべる
「なんだそれ」
「ああ、これは食材や調理などに関わった人達への感謝を伝える東の国での伝統の挨拶だってカグラ師匠が言っていたんだ」
(まあ僕は元日本人だから知ってるんだけど、いや〜カグラ師匠ありがとう!お陰でこっちでも使える)
「成る程、それはいいね!私も倣っていただきます」
「俺も、いただきます」
「私も、いただきます」




