契約
「では具体的な事について話していきます、まずは給金ですが月金貨40枚でどうですか?」
「40枚!?」
「嘘ー!」
僕だけでなくララや声に出てないがルーシルもびっくりでしていた。それもそのはず、だいたい平民の1年分の給金だからだ。
「皇族は違いますね」
「それほど危機感を感じているんですよ、任務は私が外出時に護衛をお願いします、部屋は私の隣の部屋に移ってください。学園内なので問題ないと思いますが念のためです」
(まあ確かに、学園も厳重とはいえ城に比べたらそこまでだもんな)
「ララやルーシルも連れてきていいですか、僕あまり家事できないので」
「良いですよ、何か不都合なところはないですか?あれば出来る限り合わせますよ」
「大丈夫です」
「では、貴方の部屋の荷物を移動してください必要なら少し人手を貸しますが」
「お気遣いありがたいですが問題はありませんので」
「そうですか、ではよろしくお願いしますね」
僕とリエが席を立ち扉の所へ移動しようとすると
「ピィ」
何もないとこでリエが躓き倒れかけるが、僕が受け止めた。
「大丈夫ですか?」
「は、はい//」
(顔真っ赤だ、林檎みたいで面白いな)
後ろで「主様…」「またやってる」という声が聞こえたが気の所為だ。そんな事を考えているとメイドさんがこう言った。
「お嬢様、いつも動く時は気をつけてと申しているのに」
「よくあるんですか?」
「はい、人前だとマシにはなるのですが…」
「じゃあリエ様、朝と放課後部屋まで付き添いましょうか?お金はいりません」
「…お願いします//」
こうして僕は朝と放課後も付き添う事になった。
僕達は荷物を全て移し少し休憩していた。
「ふ〜、まさか皇女の護衛する事になるとは」
「そうですね、でもいつの間に外に出ていたのですかしかも私達の目を盗んで」
「そうね〜、何でそんなコソコソしてるのよ」
「魔王討伐に関する事をやってたんだよ」
「じゃあ私も協力します、私の一家は魔王討伐に協力する義務があるので」
(あ〜、確か昔エシストン家が魔王討伐に貢献してそれを見た女神様が陰陽師を授け続けるかわりに魔王討伐に協力してほしいと言われ契約したんだっけ)
「私も当然参加するわ、龍族だし強さは貴方が一番わかってるでしょ」
「その通りだな、人手は多い程良いしいいよ」
「やったわ!」
「嬉しいです」
「ねえねえ、名前決めない!」
「名前?」
「そう、組織の名前」
「いいですね、では打倒魔王でどうでしょう」
「そのまますぎないか?」
「流石にそれは…」
「えっ、駄目ですか?いいと思うのですが…」
「…」
「…」
「なんですその沈黙は」
「いや何でもない、それよりエンドなんてどうだ」
「いいわね、それでいきましょ」
「トップは誰にする?」
「トップは勿論主様です」
「異論はないわ」
「え〜、まあいいか」
「No.2は私ね!」
「では私がNo.3ですね」
「あとは活動方針だけど、基本的には魔族関連の組織を潰したり情報収集かな…あっそれで思い出したんだけど暗殺者ギルドを消したいんだよね」
「はっ?何でいきなり」
「女神様に暗殺者ギルドを潰してくれって言われたから」
(本来は襲撃が終わった後の混乱した時に教皇に暗殺者が差し向けられて半分の確率で死ぬから防いでおきたいが、今の僕では暗殺者のトップは荷が重いだから支部を攻めて時間も作る…今思ったけど、原作知識の誤魔化し方全て女神様で解決するのでは)
「あ〜、貴方が5歳にあった時に言われたの?」
「そうだよ」
「いつやる?」
「今から、といっても本部ではないけど」
「えっ!今から!?」
「流石に夜遅いですよ」
「僕は行くよ」
「じゃあ私も行く」
「私も行きたいです」
「1人はここに残ってて」
「どうしてよ!」
「だって護衛の依頼受けてるし」
「は〜、仕方ないわねルーシル行ってきて良いわよ」
「いいんですか?」
「私の方がいざという時連絡が早く取れるしね」
「ではお言葉に甘えて行かせてもらいます」
「なにか奢ってね」
「はい」
「じゃあルーシル行こうか」
僕はルーシルと共に暗殺者ギルドを潰しに向かった。




