危な!
(警戒しすぎじゃない?う〜んと今の状況を客観的に見てみるとパッと見は人間みたいな魔族の目が虚ろで争った形跡があり主人公は正義感が強い…あれ、不味くね)
「貴様その人達に何をしている」
「いやこいつ魔族だから」
「だとしても何故目が虚ろなんだ、何処かに襲撃でもするつもりか」
(そう言えば魔族って仲間だろうと洗脳して自爆特攻させてたっけ?う〜ん、あんまり正体ばれたくないんだよね。何故ここが魔族の拠点になっているのが分かったのか聞かれてまさか『前世の小説で読みました』なんて言えないしどうするべきか…こうするか)
「僕はルーズという君は…」
話し始めようとした瞬間ヒロが剣を抜いて斬りかかってきた。
「先手必勝」
(こいつはアホほど強いこの隙を逃したらもう攻撃する機会がないここで決める)
そしてその袈裟が僕を捉ええた。余りにもあっさりと
「ヘ?」
そして僕が壁にまで吹っ飛び瓦礫に埋もれたが、
「おい、人の話を遮るなとママに教わらなかったか?僕じゃ無かったら死んでいたぞ」
僕は瓦礫を押し退けながらそう言った。
(今日はラッキーだ、まさか主人公に強者ムーブをすることができるなんて妄想がまた1つ叶った)
「君は魔教を知っているか?」
「なんだそれ」
「魔族の魔に教会の教で魔教だ、それを知らないなら君はまだ僕と話すのは早いじゃあね」
「あっ、おい待て」
(これで気になって調べ始めるでしょ、上手くいったぞ〜)
僕はそう言って逃げた。
「よし追ってきてる気配はないな」
気配を探っていると何やら近くに何人かいる。
「ん?割と遅い時間に何だ?」
より詳しく分析するとどうやら襲われているようだ。
「助けに行くか」
ーーーーーー
「姫様くっ」
「気にする余裕あんのかよ!」
戦っていたのは騎士5名と暗殺者ギルド序列3位閃舞のダブラだった。
(王族の馬車か、襲撃者はあ~確かにこいつは相手悪いわ、獲物はダブルナイフで素の技術も高いのにさらに加速でより速くなるからな。バフを掛けられているようだが流石にね…って早く加勢しないと)
その時1人の騎士に限界が来て体勢を崩しその隙を奴が的確に突いてきた。
「じゃあね〜」
「姫様申し訳ございません」
奴が首を掻っ切ろうとした時僕が刀を差し込んだ。
「助太刀しよう」
「何だてめー」
突然の乱入者にダブラを含めた全員が困惑する。
「ぼさっとするな、王族の護衛だろう」
「かたじけない、よろしく頼む」
それを聞いた僕はダブラとの距離を空間を切り取ったからのように詰めそのまま突きを放った。
「なっ」
でも奴もプロそれを防ぐが僕はもう奴の手首に触れている。
「ボキッとっな」
奴の手首が折れ痛みにより動きが止まる。
「スピード自慢が止まったらだめでしょ?」
そう言いつつ腹に前蹴りをぶち込んだ。奴は弾丸ライナーでぶっ飛び木にぶつかって気絶した。
「いっちょあがり」
騎士達が驚いてしばらく固まっていたが気を取り直し声をかけてきた。
「この度は助けていただき感謝します」
「そんなことないよ、それよりお姫様は大丈夫?」
「私は大丈夫ですよ」
その時馬車からお姫様が降りてきたがそのお姫様はリエ・セイクリッド・ロイヤだった。
(まじかそういえばこの日は俺がリエを呼び出そうとする日だっけ、もしかして僕が変わったから暗殺者による誘拐になったのか危な!あのままだと十中八九連れ去られてた。よく見れば騎士のバフがリエの魔力の波長だわ)
「今回はお助けいただき誠に有難う御座います」
「いえいえそんな、貴方様を助ける事が出来て良かったです」
「何か褒賞などは」
「私にとって貴方様を助けれた事が褒賞です」
「そう言ってくれるのは嬉しいのですが」
「僕は本当に大丈夫ですので、では」
僕はそう言って帰った。
(本当に本当にリエを助けれて良かった〜)
ーーーーーー
翌日クラスメイトが突然ざわめき出したので何だと思って顔を上げると
「ライア・レジィネガラント様お時間よろしいですか?」
僕の席にリエが来ていた。何で?




