模擬戦
「俺はリュウキ・カグラ、剣術を担当するよろしくな!それとライア随分と強くなったじゃあねえか見ただけで分かるぜ」
この明るい男が僕の刀の師匠で身長183cm長い黒髪を後ろで括っていて、茶色い目に逞しい筋肉があり神聖七英傑の6傑カンジ・ミツルギの生涯のライバルといわれている。
「ありがとうございます師匠」
「取り敢えず今日は模擬戦だ全員の実力を見るペアを組んでくれ、ルールは戦闘不能か降参するまでで魔法はなし体術はいいぞ」
僕はルーシルと組もうとしたが待ったをかけられた。
「ライアはヒロと戦ってくれ剣術だとあいつがクラス1だ」
「分かった」
(ヒロと模擬戦するのは変わらないのか…)
ヒロとペアを組み順番を待ちしばらくして僕達の番がきた。
「よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
刃引きの魔法を付与しお互い挨拶を交わし静かに視線を交錯させた。雰囲気が変わったのをひしひしと感じ皆も固唾を飲んで見守っていた。しばし見つめ合ったあと先に動いたのはヒロだった。僕はそこにあわせカウンターになるように居合を放った。
それがヒロを捉え少し飛ばしたのだが僕には分かる、あれは自分で飛んだのだと。
だから僕はヒロの体勢が少し崩れているチャンスを逃さずに納刀しながら距離を詰めた、がヒロから閃光のような突きが放たれる。しかし僕にはそれが見えているため突きを躱しながらカウンターで居合をさっきより早い速度でもう一回放った。僕は後ろに下がると予想していたがそれとは真逆にヒロはさらに前にでて僕の刀を根本で受ける。
(完全には避けきれないと判断し前に出ることでダメージを抑えたか…刃引きの魔法を掛けているとはいえ痛いのに強靭な精神力と判断力を持っているようだ)
ヒロが横薙ぎを繰り出すが僕は落下術を使って体を落とした。ヒロには視界から急に消えたように見えただろう。そのまま足切りを放つがヒロは跳んで躱す。刀を切り返し薙ごうとするがヒロが僕の手に向かって蹴りを放つのが見えた。
(蹴った反動で距離を取る気か、だがそれは予想済みだ)
手首を返し蹴りを外しそのまま薙いだ。それはヒロをまともに捉え地面に2バウンドくらいして止まった。
(これは)
「ライアの勝ちだ」
あまりに高度な戦いに皆も惜しみない拍手をくれた。
(ふぅ~疲れた〜)
即座にララとルーシルが駆け寄ってきてタオルと水を差し出してくれた。
「流石私に勝っただけあるわね!」
「お見事でした主様」
「ありがとう」
「成長したじゃあないか、どうだ今度俺と死合してみないか」
「遠慮しときます」
「つれないな〜」
その時リンナと治療されて目を覚ましたヒロが来てこう言った。
「流石ライアですねまた強くなって」
「フッフッフ、そうだろうそうだろう」
「俺が負けるとは思ってもなかったです強いですねライア様は、でも次は負けません」
「こっちのセリフだ、あと敬語はなくていい」
「本当か!助かるぜ敬語苦手なんだよ、これからよろしくな!」
「ああ、よろしく」




