絶望を乗り越えた先
僕は大の字に倒れた。
(全て出し切った…にしても解呪にめっちゃ魔力食われたスッカラカンだわ。龍族だから解呪にも多くの魔力がいるんだろうな。疲れた、もう2度と御免だね、こんな事…でも愉しかったんな。格上に挑んでジァイアントキリングを起こしたときの快感忘れられない。)生きるか死ぬかの大博打を乗り越えたことを噛み締めたあと立ち上がった。
(解呪出来たか確認しなきゃ)
そうして奴のいたところに向かうと倒れていたのは朱色の髪に少し吊り目の真紅の瞳、頭の上に角が2本あり尻尾も生えている(小さくなっているが)裸の13歳くらいの女の子だった。
(うおっ裸だ、ってそりゃそうか。ん〜呪いは見当たらないな大丈夫そうだ。服どうしよう熟練度が上がったら空間を支配して見えないように出来るんだが…むっ、何だあれ)
僕の意識は豪華な台座の上に置いてある桜の書かれた白い鞘に黒い色の柄の日本刀に釘付けとなった。刀身を抜くと海のような青色だった。
(綺麗だな〜、これがクリア報酬なのか?こんな刀初めて見た。ちょうど新しい刀欲しかったんだよ〜。)
実はこの刀、勇者の使った聖剣を打った鍛冶師が制作した刀でファンブックで存在を仄めかされてた隠し伝説アイテムなのだが想麗はガチ勢ではないのでそこまでは知らなかった。
物音がした。
「う〜、頭が痛いわ」
そう言いながら起きたのはさっきのドラゴン娘だ。勿論マッパなので目は閉じている。
「大丈夫?あとできれば何かで身体隠してくれないか。目を開けれない」
「えっ、あ〜ホントだわ。それより助けてくれてありがとう!」
「いやそれよりも」
「別に裸見られるくらいどうってことないわよ」
「いや俺が困る」
「もう、こんな美少女の裸が見れるのにもったいないわね…服着たわよ」
「ありがとう、で何で君はカースドラゴンに?」
「攫われたのよ、そこから記憶がないわ…と言ってもカースドラゴンになっている時は抗っていたから意識はあったのだけど」
「だからUランクのわりには弱かったのか」
「ええ、私が本気だったら最初の一撃で貴方は死んでいたわ。それでも凄いのだけど」
(僕が勝てたのはそういう理由もあったのか…勝って兜の緒を締めよ、これからも努力し続けないとな。)
「行くところとかあるの?」
「…貴方についていくわ」
「は、何で」
「呪われたせいでずっと苦しくて辛かった。だから助けてくれた貴方のこと気に入ったの」
「う〜んでも」
「貴方多分貴族でしょ。給料無しでいいから使用人として雇って」
「ええっ!流石にそれは」
「安心して花嫁修業はバッチリよ!」
「いや、そこじゃないんだけど…」
(この娘はドラゴンだから強いしとても美人だ。なら問題はないか?)
「…着いてきていいよ。その代わり条件がある。配下になってくれないか」
「何で?」
「魔王討伐に協力しないといけなくてさだから君が配下になってくれたら心強いなって」
「貴方…分かってるじゃない!いいわ、配下になってあげる」
「じぁぁ早速、第6節派生 配下〈メンバー〉」
彼女の右手の平に魔法陣が浮かぶ。
「これ何かしら?」
「配下の証、僕の手にある魔法陣と一緒だろ。あとそれ自在に消せるよ」
「へ〜」
「そういえば名前言ってなかったね僕の名前はライア・レジィネガラント。君は?」
「私はララ・ドラグーン、ララって呼んで」
「よろしくねララ」
「これからよろしくねご主人様♪」
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ちなみにこのドラゴンは第一章の襲撃イベントで現れる奴でこの行動はマジファインプレー




