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▼雷撃都市  作者: 亜久津カナ
▼雷撃都市 ー第壱章ー
20/32

1-20:▼裏路地散歩

ー第九弐零地区 裏路地ー


裏路地を歩くVとエル。

リード無しで自由にそこら中を嗅ぎまわるMONO。

時折Vの足元にやってきては頭を撫でてくれと言わんばかりに尻尾を振り、また辺りの散策へと歩いて回る。


(エース)さん、いつ頃戻ってくるかな?」


「あの様子だと3〜4時間は戻って来ねえぞ… すげぇ嬉しそうだったからな…

ん?なんだ?わかった、わかった、よしよし…」


「そうかぁ、、、また今度かな、、、ちえっ。。。

ってかVって犬飼ったことあるの?妙に手馴れてる感じがするけど?」


「あぁ? ああ、昔飼ってた時がある。でっけぇ白い犬でな。今のエルよりデカかったぞw」


「えー!?そうなんだ!?全然知らなかった!!!意外だ。。。」


「俺は昔っから犬派だ!情に厚いからなアイツらはw」


裏路地を更に進む二人。

スタンガンの近くまでやってくる。


「そういえば、Aさんってもう捕雷はやらないのかな?」


「あいつぁ、もうやらねぇだろうなぁ、、、むらっ気が強まっちまってるのを自分でも分かってるだろうしな。。。」


「そうかぁ、、、もったいないなぁ、、、」


「そうだな、、、あいつのメカセンスは半端じゃねぇってのは相変わらずなんだがな、、、」


少し地面に目線を落とすV。

そんなVをよそにエルが続ける。


「ってか、MONOにリードしないで大丈夫なの?」


「おう、大丈夫だ。今どき犬を捕って食おうなんてやつはいないからな。」


「でも、、、アレ、、、」


エルが指さす方を見るV。

その先には水たまりの中をのたうち回り泥まみれになっている笑顔のMONOが見える。


「だーーーーっ!!!バカ野郎!!!なんでそんなところで!!!」


MONOに駆け寄るV。

ぽかんとした顔でその様子を見ていたエルが吹き出す。


「だっはっは!!!あんなV、なかなか見れないや!いいぞMONOもっとやれーっ!」


二人と一匹の賑やかな声が街角に響き渡る。


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