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~概要:カルーナ村少女殺人事件~


【概要】

 年代 1826年二月十一日(捜査開始時点より約十四年半前)

 時刻 死亡推定時刻不明

 土地 ノルウィーン王国カルーナ村

 気候 真冬(事件発生日は雪)

 気温 氷点下(事件発生時刻は恐らくマイナス四度)


【主な関係者】

*被害者(カルーナ村在住)

 エカテリゼ・ロマノヴァ(当時十三歳 女)


*カルーナ村の者

 アンナ・ロマノヴァ(当時三十六歳 女 被害者の母親)

ラース・ハンセン(当時十四歳 男 被害者の友人)

エリアス・コルホネン(当時十三歳 男 被害者の友人)

フィリップ・オルセン(当時十三歳 男 被害者の友人)

 カーリン・アンデルソン(当時十四歳 女 被害者の友人)

 マーリット・ラーシェン(当時十二歳 女 被害者の友人)

 リトゥヴァ・マケラ(当時十五歳 女 被害者の友人)

 その他に彼ら少年少女の家族を始めとした村の者が十九名いた。

十四名は事件当時村にいなかったため犯行不可と思われる。

被害者を除き計四十名の村人がいた。


*捜査官

 ピーター・ニルセン(通報を受け駆けつけた隣町の警察官)

 ティモ・マキネン(王都より駆けつけ捜査の指揮をとった)


 【事件内容】


・1826年二月十一日

 「友達と待ち合わせている」と言って家を出た娘エカテリゼ・ロマノヴァが夕食の時刻を過ぎても帰らなかったため、雪山に入り遭難したのではと考えた母親アンナ・ロマノヴァが村人に相談し、男たちによって捜索が開始された。先に述べておくと、エカテリゼの父親は約五年前に亡くなっており、アンナは日頃から問題があれば村人に相談していた。


・午後八時過ぎ(捜索開始から約一時間)

 捜索に加わっていた六名の少年少女が雪山にて人体の一部を発見。エカテリゼの一部であると推測した捜索隊は一時撤退し(天候が吹雪になったためでもある)、エカテリゼは事件あるいは獣に遭遇したとして隣町に通報。しかし、夜、また雪であったために隣町の警察官が駆け付けたのは翌日の早朝七時となった。

発見されたもの……左手人差し指

         左手親指

         右手小指

         右手親指

         数本の長い髪


・1826年二月十二日(翌日早朝)

 警察官ピーター・ニルセンを加えた捜索隊は猟銃を手に再度捜索を開始。天候は晴天であった。雪山にて人体の一部、またエカテリゼが事件当時所有していた物を発見。人体の一部が多数発見されたことからこれは獣ではなく人の仕業であり、また出血の量からエカテリゼは死亡の確率が高いと推察したピーター・ニルセンは午後隣町へ戻り、王都の警察署へ通報、応援要請を行った。

 発見されたもの……右手中指

          左手小指

          右足(足首より下)

          数十本の長い髪(一日目より多い)

          被害者の右足用の茶色いブーツ

          被害者が左手首にしていたブレスレット


・1826年二月十五日

 王都の警察官ティモ・マキネン及び彼の部下五名を加え、本格的な捜査が開始される。この時点での容疑者はエカテリゼが母親に語った「待ち合わせ相手の友人」であった。六名の少年少女が容疑者として挙がったが、「子供ゆえに非力」「動機がない」を理由に逮捕されず。子供たちによる複数名での犯行も推測されたが、「六名全員にアリバイがある」ため複数犯となることが困難と発覚。事件当時村にいた十九名の大人にもアリバイがあり、怪しい者はおらず。この日の警察官による捜査で以下の物が発見された。

発見されたもの……右手人差し指

         右手薬指

         左手薬指

         左手中指

         被害者の白い毛のコート(血液付着)

         被害者の左足用の茶色いブーツ


・以降

 半年間による徹底した捜査も虚しく、本日までの十四年半、容疑者は浮上せず。人体の一部がエカテリゼであると決定付ける顔などの部分は発見されなかったが、髪の色や発見された人体の一部のサイズ、遺留品からエカテリゼ・ロマノヴァであると断定された。

 事件後、遺族への身代金の要求はなく、被害者は暴行ののちに連れ去られたのではなく、完全なる殺人事件であると方向性が定められた。


・その他

 事件当時の雪は溶けてしまったため、足跡や血の付着によって被害者の行動を追うことが不可能であった。また、万が一雪が溶けていなかったとしても、村人による捜索隊の足跡が多いため追うことは不可能であったと思われる。


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