トレサー王国最大の図書館
トレサー王国王城図書館。そこは、王国1番の大きさであり、様々な蔵書が保管されている。その中には、魔術書や、一時は王国を騒がせた呪いの本もあるのだとか。この図書館は一般公開されている場所もある。
(今日はどんな本が入っているだろうか……)
ラヴァンダは歴史や魔術に魅了されているが、それに次いでか同等か書籍にも魅了されている。生まれて毎日、図書館へと通うのはラヴァンダの日課になっている。
「ルイ!今日はどんな本が入ったんだ!?」
「あっ………、ラヴァンダ様………」
ラヴァンダが話しかけたのは、図書館管理人長の『ルイ』。王城のなかでラヴァンダの歴史・魔術バカに付き合える稀有な存在。
ただ、そんな彼が今日はラヴァンダに対して目を泳がせていた。
「どうしたんだ?」
「あの、ラヴァンダ様。その〜、今日入る予定だった本が届かなくなったんです……」
「本が!?なぜだ!?」
「手違いとか魔物の襲撃とか事故とかで……」
「そうか〜………」
ルイはラヴァンダに対して気まずそうにしている。ラヴァンダはそんなルイを無視して歴史学のコーナーへと向かった。ラヴァンダが図書館にきて最初に行くのは必ず歴史学のコーナーだ。
「今日は何を読もうか………」
ラヴァンダ自身はただただ笑っていると思っているが、側からみれば不敵な笑みを浮かべている子供、に見える。
「ふむ………。これとこれを借りて、あとはレンダ王国の本を借りるか」
最近、ラヴァンダは歴史、魔術、の他にあるものに興味を出し始めた。それは『レンダ王国』。トレサー王国と並ぶほどの歴史を持ち、観光地として世界有数の人気のある国だ。
なぜラヴァンダがレンダ王国に興味を持ったのかは、メレナとライルもあまり知らない。
「ルイ!これを借りる!」
「かしこまりました」
ルイが記録すると、ラヴァンダは自室へと向かっていった。その後ろ姿を見て、ルイはため息混じりに笑う。
(あぁしてみると、ただの子供なんだよなぁ)




