初の冒険者ギルド
(ほぉ……、ここが冒険者ギルドか)
王都の中心付近にある大きな建物。そこには『冒険者ギルド本部』と書かれており、中に入ると活気にあふれていた。
ラヴァンダから見れば魔術の才能がある者が数人いる。
入り口の少し行った先に受付がある。受付は依頼の受注や冒険者登録ができる。
「あら?あなたは………」
ラヴァンダが向かった先の受付嬢はラヴァンダを見るなり、喜んでいるのか大きく飛び跳ねた。
(イ、イケメン!うそ!冒険者にこんなイケメンがいるとは………!)
今のラヴァンダの姿は《土属性魔術 土仮面》によって自身が成長した姿に変わっていた。
その姿は、10人中10人が美しいというほど綺麗な顔立ちで、体つきはしっかりとしていてもスラリと細い。
「冒険者登録をしたいのですがいいですか?」
「ひゃぁっ!あっ、はい!」
(うそうそうそ!声までイケメンだし礼儀正しいし最高!)
ラヴァンダの声はいつもよりも低く透き通っている。その声を聞いた他の冒険者達もラヴァンダに対して悶えていた。
「それでは、まずは魔力、筋力、体力、頑強、抗魔術を測ります。この玉をぎゅっと握ってみてください」
受付嬢から渡されたのは小さなガラス玉。しかし、それは魔術が織り込まれた測定器であり、冒険者の初期ランクを決めることができる。
《魔力S 筋力B+ 体力A 頑強C 抗魔力S》
「なっ、魔力と抗魔力がS!?こんなの、あの魔騎士に匹敵します」
(魔力、抑えたんだがな)
魔力Sの者はトレサー王国に1人や2人はいる。だが、ラヴァンダの場合、魔力を抑えていてもSを超えているが、測定器が測定しきれない魔力量のためSとなる。
ただ、そのことに周りが驚き騒いでいる中、ラヴァンダだけは別のことを思っていた。
(魔騎士ってなんだろ……)




