魔法使い
「それでは、神威様場所を変えましょうか。そうですね。応接室がありますので、そちらで。」
そうヴァルターは言い、歩き始めた。
神威もその後を追って行った。
ドアを開け開け、中に入り。
ヴァルターと向かい合わせになるように座った。
「それで、大事な話というのは?」
神威は深刻そうな顔をして言った。
「大事な話は大事な話ですが、そこまで深刻な話ではありませんので、楽にしてください。」
そう言われ、神威は力を抜いて聞く姿勢を取った。
「この間の診断結果で、神威様は魔法使いだという事が分かりました。」
「・・・?もう1回言ってもらっていいですか?」
「魔法使いだという事が分かりました。」
ヴァルターは真剣な顔をして言った。
「まさか、自分が本当に魔法使いだとは・・・。チーナさんが言ってたのはほんとなのか・・・。」
神威は手の平を見ながらそう呟いた。
「きっとチーナ様は魔力が見えたのでしょう。」
「それで、どんな魔法が使えるんですか?」
神威は目を輝かせながら聞いた。
だが、ヴァルターは首を横に振ってからこう答えた。
「それは、分かりません。」
「なんで分からないんですか?」
神威はそう返すと、
「今の技術では、魔力が分かるだけでどのような魔法なのかまでは分かりません。ましてや、使える魔法でも個体差がありますから。なんとも言えないのが現状です。」
「つまり、聞くよりやれって事ですか?」
「そうなりますね。チーナ様に教わるのがいいと思いますよ。あの方は数少ない魔女の生き残りですから。」
「そうなりますよね。」
「まぁ私も簡単な魔法くらいなら。」
そう言ってヴァルターは指を鳴らした。
すると、人差し指の先から火が出た。
「うおっ」
「まぁ今ではこのくらいですかね。大事な話とはこれで終わりですが、なにか質問はありますか?」
「大丈夫です。魔法はチーナさんに聞きますから。」
「そうしてください。それでは、これで。」
ヴァルターは頭を下げると、ドアを開け部屋から出た。
神威はその途端喜びを抑えきれず。
「よっしゃぁぁぁぁぁああああ!!」
と声を出してしまった。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
作者のかるびぃんです。
いやー魔法って憧れますよね。
「炎とか雷とか操れたらかっこいいな〜。」って思ったりします。
「厨二病だな。」って言われるかも知れませんが、かっこいいものはかっこいいんですからしょうがないですよね?
次回をお楽しみに




