サンストン港 入港
ーー早く行こうと言ってたのに歩いていいのか。
そう神威は思いながらもボリースに質問した。
「なぁボリースなんで艦橋から俺を置いて先に出て行ったんだ?」
「あぁちょっと試したいことがあったからな。」
「試したいこと?」
「港に着いてからのお楽しみってやつさ。」
「お前までエーデルみたいなこと言うなよ。」
「まぁいいだろ?楽しみはとっておかなくちゃ。」
そんなことを話しながら甲板へ向かった。
階段を上がり甲板に出ると、空は真っ暗で、船のサーチライトと港の光しかなかった。
だが、港の光でエーデルが甲板から港を見ているのはわかった。
近づき神威は話しかけた。
「エーデルさ・・・ただ今来ました。」
「君は早く敬語を直せるといいな。」
「一応・・・階級は上ですし。」
「階級なんかクソ喰らえだ。」
「は、はぁ」
そこへボリースが割り込む。
「それで大佐、来ましたがこれから何を。」
「うむ。夜ではあるが、港に着き次第戦車を空港まで運ぶそして、夜のうちに飛ぶ。」
「夜間飛行ですか。」
「あの重い戦車を運ぶことは出来るが、奴らへ抵抗できる武器は最低限しか積んでいない輸送機だからな。襲われたら一溜りもない。」
「それで、活動範囲の狭くなる夜に飛び立つと言うことですか。」
神威が答える。
「そういう事だ。着いたらすぐに戦車を下ろし空港へ行くぞ。」
「分かりました。」
「了解」
それから30分後サンストン港に入港した。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
作者のかるびぃんです。
やっとの思いで入港した神威達。
次回は戦車を下ろし空港へ向かう。
次回をお楽しみに




