乗艦
「楽しそうな話をしてるな。一体何を話してるんだ?」
エーデルが砲塔上で話す自分たちを見上げながら言う。
「いやいや、そんな楽しい話じゃないですよ。」
ボリースが言う。
エーデルから質問が帰ってくる前に自分は言った。
「どこに行ってたんですか?」
「あぁ港の責任者に話をつけてきた。こいつも一緒に乗せてもらえそうだ。」
ティーガーをコンコンと叩きながら言った。
「それと、ボリース以外の兵士だが私達が乗る船の後に出航する船で皆本国に帰れるそうだ。」
その話を聞いた途端ボリースと神威以外の兵士が一斉に立ち上がり、皆揃って敬礼をしながら
「「「エーデル大佐ありがとうございます!」」」
と叫ぶように言った。
「皆のおかげで私は生きているし、こいつも持っていける。皆の働きに見合った事をしたまでだ。」
と声を張り上げながらエーデルが言った。
ソッと神威は立ち上がった。
すると、ボリースがコソコソと言った。
「やっぱ怖いわ。少し。」
「そうだな。」
神威も言い返した。
「貴様ら何を話してる?」
「「なんでもありません!」」
二人揃って言った。
この後、ティーガーを輸送船に入れ3時間程の休憩を貰った。
「3時間か〜でもまぁ輸送船の中だし、それにエーデル大佐も寝てても平気。と、言ってたから寝るかな。」
輸送船の廊下を歩きながらボリースが言った。
「なぁボリース、書くものと紙を持ってないか?」
「新品の配給手帳と鉛筆ならあるぞ。」
「それでいい。譲ってけれないか?」
「別にいいが何に使うんだ?日記でも書くのか?」
「まぁそんな所かな?」
ボリースから手帳と鉛筆を受け取った。
「こっちが俺の部屋で隣がお前の部屋らしいな。俺は寝てるから何かあったら起こしてくれ。」
「分かった。」
手を振りながらドアを開け中に入った。
中にはベットと机と椅子があった、あまり広いとはいえないが、人一人分なら十分の広さだ。
椅子に座り机の上に譲ってもらった手帳と鉛筆を広げた。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
作者のかるびぃんです。
とうとう港に着き輸送船に乗艦した神威達。
果たして、シュロース帝国に無事につくことは出来るのか。
次回をお楽しみに




