表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/95

包囲

性的な描写があります。なろうの警告基準が分からないので、改訂があるかもしれません。ないかもしれません。

「ご主人、何かしらの申し開きはありますか?」


 現在時刻は午後10時。仁王立ち状態のマツリと、その後ろでくすくすと笑うイノリ。その前で俺は靴だけ脱がされた状態で立たされているのである。


「あー、遅くなったのは申し訳ない」


「そっちはいいんですよ、そっちは。焼肉の匂いでごまかせると思いましたか、あの絡新婦の匂いがたっぷりとまとわりついているんですから。これは蜘蛛女からの挑発も兼ねてますね」


「マツリったらそんなこと言っちゃってさ。だいたい予想していた通りじゃないかしら? ほら、どうせあいつはマーキングしてくるんだから今夜はたくさん洗わないとなんて言ってたんだし」


 イノリはきしし、と今まで聞いたことのないような笑い方をしている。2人の心情を予想するなら、8割くらいは茶番のつもりであろう。あとは少し俺の心配をしてくれて、残りで先輩にされた何かに関して警戒してるか……そっちの割合はもう少し多いかもしれない。


「まあまあ。どうせすぐネタばらしをするつもりだったんだしさ? ご主人が泣いて許してくださいって言うまで虐めるって言ってたよね?」


「えっ」


「んんっ……確かに言いましたね。ご主人には覚悟してもらいましょう。いろいろと。それこそあの女の匂いがなくなって、私達にご主人の匂いがたっぷりついて、ご主人はお風呂で洗った意味がなくなっちゃうくらいに私達のマーキングをされてしまう。楽しみですよね?」


「いやちょっと聞き捨てならないことを言われたんですが。泣くまでお仕置きされるんですか」


 思わず敬語になってしまったが、もう逃げられない。マツリに右腕を、イノリに左腕を掴まれた。2人のどちらの力も俺の腕力で振りほどくことはできず、そのままずるずると引きずられて行ってしまった。




「あの、さすがに少し手加減をしてほしいんですけれども」


「あーあー、きこえません。なので手加減はできないんですよ、ごめんなさいね?」


「私も今回はそういうの聞くつもりはないの。ご主人、諦めてね?」


 そのまま風呂場に連れ込まれた。2人がかりで左右から弄ばれた。泣かされたというか嘶かされた。尊厳とかそういうものはない感じにいじめられて、ご主人とは呼ばれるけれども扱いはまるでおもちゃのようで。ようやく解放されたのは日付が変わる寸前になってからだった。


「うぁ、」


 変な声が出た。落ち着いてから思ったのは、近所に……というか隣や上下の家に声が丸聞こえになっていやしないだろうか、という心配だった。


「そのあたりは大丈夫ですよ。私の結界なら音は完全に防げますから。安心してくださいね?」


 腰にタオルだけ巻かれたまま、寝床に引きずられていく。マツリはいつの間にかメイド服を再装備していた。……これは少しまずいかもしれない。


「ご主人、これから性的なことをします。いいですね?」


「その前に、水分とか、食事とか、」


 一応、帰ってきてから食べるとは宣言しておいたのだ。少しくらいの休憩は許してもらえないだろうか。


「ああ、そうですねぇ……では」


 マツリはそういうと、そのまま服越しの胸肉を俺の顔に乗せてきた。


「どうぞ。直接水分を補給してください?」


「あ、私のもあるからね?」


 2人がかりでのいじめはそのまま続いた。解放されたのは、外がだいぶ明るくなってからだった。

面白かったと思ってくださったなら、画面下から【ポイント】評価や【ブックマーク】、【レビュー】などを貰えると嬉しくなってやる気が出ます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ