表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
28/30

第9話 クリスマス(3)

 家に帰った時、日付は26日になっていたし、僕の顔はいつにも増して赤かった。両親はもちろん、宇宙もぐっすり寝てたからか、僕も誰にも絡むことなく、バタンとベットに倒れ込み、すやすやと眠ってしまった。そのまま朝まで寝ており、宇宙にたたき起こされたときはもう7時になっていた。しかし会社は今日から休みだ。なぜ叩き起こしたのだろう。宇宙にもきちんとそのことは言ってるし、仕事も残してないはずだ。なんで起こしたんだよ、寝せろよ、と布団をもう一度かぶる。すると宇宙はため息をついて、言った。「じゃあそのまま聞け。今から宇宙に一旦帰る。しばらく帰ってこない。」え!と起きたときは遅く、宇宙はもういなかった。どうして今更帰る気になったんだろう。そう思いながら居間に向かい、朝食を食べる。酒が残ってるからか、宇宙が急にいなくなったショックか、頭が痛かった。

 そのまま新年になり、会社が始まり、1月が終わり、それでも宇宙は帰ってこなかった。こんなに宇宙がいないと不安定になるものなのか。自分でそれに驚愕した。今まではいてもいなくてもいいやつだと思ってた。ところが実際はいないとダメな奴なんだ。宇宙、帰ってきてくれ。・・・その思いが通じたのは2月も半ばに差し掛かった頃だった。夕方に彼女からチョコをもらい、ニヤニヤしていると聞き覚えのある声で「くれ」と聞こえた。聞き間違うはずがない。宇宙の声だ。しかし、その姿は探せなくなっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ