第13話 始まりの勇者パーティ審査会
第13話 始まりの勇者パーティ審査会
「お前らぁぁぁぁぁぁぁ!! 勇者のパーティに、入りたいかぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおっ!!」」」」」
「No.1《始まりの勇者》の仲間に、なりたいかぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」」」」」
割れんばかりの歓声が会場を揺らした。
観客席は満員。通路にまで人が溢れ、立ち見まで出ている。審査を受けるつもりなのか、ただの見物人なのかも分からない生徒たちで埋め尽くされた光景は、学園中の人間が集まっているのではないかと思えるほどだった。
そんな熱狂の中心。壇上がよく見える特等席に座らされたカイルは、ただ一人、死んだ目をしていた。
(どうしてこうなった)
放課後、教室を出たところで、どこぞの幼なじみに「ちょっと来て」と腕を掴まれた。そのまま引っ張られ、行き先を聞いてもまともな説明はなく、気づけばこの会場へ連れ込まれていた。
何やら大勢いるなとは思った。
何やら中央に椅子が二つ並んでいるなとも思った。
そして気づいた時には、その片方に座らされていた。
誘拐である。
少なくともカイルの認識では誘拐だった。
隣を見ると、もう一つの椅子には誘拐犯――もとい幼なじみのリリア・アステルが座り、会場の盛り上がりを楽しそうに眺めている。
「すごいね、カイル」
「まず俺に状況を説明しろ」
「パーティの審査会だよ?」
「それを今知ったんだよ」
悪びれる様子はまるでない。
どうやらこれは、No.1《始まりの勇者》リリア・アステルのパーティメンバーを決めるための審査会らしい。
勇者一人に対して従者は五人。現在リリアのパーティに登録されている従者は一人だけなので、残る四人を今日ここで決める。
その一人が誰なのかについては、カイルとしては非常に不本意だった。
「本日の主役! No.1《始まりの勇者》――リリア・アステルぅぅぅぅぅ!!」
「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」」」」」
リリアが立ち上がって手を振ると、会場の熱気がさらに跳ね上がった。
そして司会役の教師が、勢いよくカイルを指差す。
「そしてぇぇぇ!! すでにNo.1の従者として正式登録されている男! 勇者リリア・アステルの幼なじみ――カイル・エルデン!!」
「「「「「ぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」」」」」
「なんでだよ!?」
先ほどまでの大歓声が嘘のようだった。
「幼なじみ枠ずるいぞー!」
「そこ代われー!」
「俺にもNo.1の幼なじみよこせー!」
「俺だってリリアさんと幼なじみになりたかったぞー!」
「それは俺に言われてもどうしようもねぇよ!!」
生まれた時からやり直してこい。
いや、できれば本当に誰か代わってほしい。カイル自身はこの席にしがみつくどころか、どうやって穏便に抜けようかと考えている最中なのだから。
「なんでカイルだけブーイングなの?」
「俺が聞きてぇよ」
リリアだけが本気で不思議そうだった。
「現在二名! つまり今日、お前たちが勝ち取ることのできる席は――残り四つだぁぁぁぁぁ!!」
「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」」」」」
「切り替え早いな!?」
ブーイングから一秒で歓声に戻った。
そして、その「残り四つ」という言葉を聞いたカイルは、今さらながら自分がどこに座らされているのかを理解した。
「ちょっと待て、リリア。まさか俺も審査するの?」
「するよ」
「なんで?」
「だって、これから一緒にやっていく人だよ? 私がいいと思っても、カイルが嫌だったら困るでしょ」
「…………」
「だから、カイルが納得しない人は入れないよ」
リリアは、さも当然のことのように言った。
自分とカイル。
そこへ誰を四人加えるか。
彼女の中では最初から最後まで、その前提しか存在していないらしい。
(やめろ)
カイルは頭を抱えた。
(俺に選ばせるな。俺までこのパーティを作ったことになるだろ。抜けづらくなるぅ……)
ただでさえ幼なじみというだけで一枠を確保した男として学園中に認識されているのだ。そのうえ残り四人の選考にまで関われば、外から見れば立派な中心メンバーである。
「なお! 最終的な合格にはリリア・アステル本人! そしてカイル・エルデン! 両名の承認が必要となるぅぅぅぅ!!」
「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」」」
「やめろー! 既成事実を積み上げるなぁぁぁぁ!!」
「それでは選考開始だぁぁぁぁぁ!!」
カイルの悲鳴は、会場を揺らす歓声に呑み込まれた。
◇
「俺の特技は――耐えることです!!」
最初に現れたのは、制服がはち切れそうなほど筋骨隆々とした男子生徒だった。
「物理攻撃! 耐えます! 魔法攻撃! 耐えます! 炎! 耐えます! 氷! 耐えます!」
「おお」
リリアが感心している。
「毒は?」
「耐えます!!」
「耐えるな。治せ」
「空腹にも耐えられます!」
「食え」
「三日なら!」
「だから食え」
不合格。
続いて現れた女子生徒は、審査員席の前まで来ると静かに一礼した。
「私の特技は死んだふりです」
「……何に使うの?」
「敵を欺きます」
「なるほど」
言うなり倒れた。
「…………」
「…………」
動かない。
カイルとリリアは待った。
まだ動かない。
「……次?」
「次だね」
次の候補者が入ってきた。
死体は起きなかった。
さらに次の候補者が来ても起きず、最終的に教師二人に両脇を抱えられ、死んだふりをしたまま会場の端へ運ばれていった。
その次は隠密を得意とする生徒だった。
「誰にも見つからず行動できます! では実演します!」
そう宣言して人混みの中へ消えた。
五分経った。
十分経った。
「……戻ってこないね」
「実演には成功してるけど、審査には失敗してるな」
次に現れた候補者は治癒術師だった。
「実演します!」
「お、頼む」
そう答えた瞬間、治癒術師がカイルへ向かって拳を振り上げた。
「待て待て待て待て!」
「怪我がないと治せません!」
「実演のために怪我人を作るな!」
その次。
「私の特技は料理です!」
「お」
カイルが少し身を乗り出す。
遠征を考えれば料理技能は立派な戦力だ。
「毒キノコを食べても死なない料理を研究しています!」
「普通の食材で料理しろ!」
まだまだ続く。
「軍師志望です!」
「じゃあ、リリアが敵に包囲されたらどうする?」
「即時降伏を進言します!」
「なんで!?」
「最も生存率が高いので!」
「理屈は分かるけど勇者パーティには向いてねぇよ!」
候補者は次から次へと現れた。
さすがにNo.1の従者という席だけあって、参加者の数だけは凄まじい。真っ当に優秀な者も大勢いるのだが、人数が人数だけに、時折とんでもない者が混ざっている。
そして。
「次の方、どうぞ」
一人の男子生徒が進み出た。
剣を使わせれば上位。
攻撃魔法も扱える。
簡単な治癒術まで習得しており、教師から渡された成績表にも目立った穴がない。突出した一芸こそないものの、状況に応じて前衛にも後衛にも回れる万能型だった。
「……かなりいいな」
カイルは素直に感心した。
六人という限られた人数で行動する以上、一人で複数の役割を担当できる人間は貴重だ。誰かが負傷した時にも穴を埋められる。
ここまで見てきた中でも、間違いなく上位の候補者だった。
「では最後に、志望理由をお願いします」
教師に促され、男子生徒が眼鏡を押し上げた。
「デュフ」
「…………」
カイルが顔を上げた。
今、変な音がした。
「やはり拙者こそが、リリアたんの隣に立つにふさわしい男だと思うんですなぁ」
「…………」
「…………」
「今、なんて?」
「リリアたんですぞ?」
「そこじゃねぇよ」
「入学以来、遠くからリリアたんを見守り続けてきた拙者だからこそ分かるのです。リリアたんが昼食で苦手な野菜を最後まで残すことも、体育の後はいつもより多めに水を飲むことも、朝一番は髪の右側が少し跳ねていることも――」
「待て」
カイルの顔から表情が消えた。
「なんで知ってる?」
「デュフフ。愛ですなぁ」
「怖い怖い怖い」
「そして! 幼なじみというだけでリリアたんの隣に座る貴殿よりも! 彼女を深く理解し、支え、愛する拙者こそが真にふさわしいのでござるよ!」
「よし不採用」
「なぜですかな!?」
「能力以外に大問題があるんだよ!」
「リリアたん! 拙者の能力はご覧になりましたな!? ぜひ御身のパーティに――」
「カイル」
「ん?」
「この人やだ」
「奇遇だな。俺もだ」
「なぜですかなぁぁぁぁ!?」
今日一番、幼なじみ二人の意見が綺麗に一致した。
「しかし拙者は諦めませんぞ! リリアたんへの愛は――」
「次の方ー!」
「リリアたぁぁぁぁぁん!!」
教師に引きずられていった。
能力だけなら惜しい。
能力だけなら。
「……次」
「うん」
カイルは疲れた顔で次の資料をめくった。
そこに書かれていた所属を見て、少しだけ目を留める。
サポート専攻。
カイルと同じだった。
「どうも!」
入ってきた男子生徒は、これまでの候補者とは違って武器も杖も持っていなかった。
「サポート専攻です!」
「見れば分かる」
「カイルさんと同じですね!」
「そうだな」
「というわけで、戦闘能力でここまでの候補者と張り合うのは無謀だと判断しました!」
「潔いな」
「そこで起死回生の一手として、漫談を用意してきました!」
「なんで?」
嫌な予感しかしない。
男子生徒は大きく息を吸い込んだ。
「聞いてください! タイトル――『幼なじみなら結婚せよ』!」
「採用」
「なんでやねん!!」
内容に入る前に、リリアが即答した。
「まだ何もやってません!」
「タイトルがいい」
「ありがとうございます!」
「喜ぶな! あと採用するな!」
「でもカイル、この人面白そうだよ?」
「審査基準がおかしい!」
「では早速。古来より幼なじみという存在は――」
「始めるな!」
「まだ一行目ですよ!?」
「最後まで聞いたら絶対ろくなことにならない!」
「自信作なんですけど!」
「その自信作を今すぐしまえ!」
結局、漫談が披露されることはなかった。
リリアは最後まで惜しそうにしていたが、この審査会では二人の承認が必要である。
初めてその制度に心から感謝した。
◇
そんな混沌とした審査会の中でも、当然ながら本当に優秀な候補者はいた。
「セシル・ヴァレン。槍を使う」
長身の少女は、それだけ言って黙った。
「……志望理由は?」
「強い相手と戦えそうだから」
「No.1をどう支えたい?」
「邪魔な奴を刺す」
「それ以外は?」
「刺す」
「…………」
怖い。
しかし実技が始まると、印象は一変した。
速い。
踏み込みから突きまでに無駄がなく、複数用意された標的の間を駆け抜け、一つ、二つ、三つと正確に急所を貫いていく。
「強いね」
リリアが嬉しそうに言う。
「まあ……強いな」
性格については若干の不安があるが、近接戦闘能力は文句なしだった。
リリアは自分で前へ出る。そのリリアについていける前衛がもう一人いるのは大きい。
「候補で」
「うん」
カイルが名前に印をつけた。
続いて現れたのは、大柄な男子生徒だった。
「ボルク・ハイマンです。盾を使います」
身体をすっぽり隠せるほどの大盾を構えると、教師が放った攻撃魔法を真正面から受け止めた。
一発。
二発。
三発。
連続で魔法を浴びても、ほとんど位置が動かない。
「すごい」
「これはいいな」
「ありがとうございます」
「攻撃は?」
「……あまり得意ではありません」
「苦手なの?」
リリアが尋ねると、ボルクは少し困ったように笑った。
「人を殴るのが、あまり好きじゃなくて。守る方が性に合ってるんです」
「なんで従者学科に入ったんだ?」
「守るだけなら、あまり人を殴らなくて済むかな、と」
「なるほど」
カイルは素直に納得した。
自分が攻撃を受けるだけではない。仲間へ届く攻撃を盾で防ぐ技術を持っている。
リリアが前へ出る以上、後ろを守る人間は必要だ。ましてセシルまで一緒に突っ込ませるなら、なおさらである。
「候補」
「私も」
二人の意見は一致した。
そして次に現れた少女は、一本の杖を持っていた。
「ミレイユ・ローデンです。攻撃魔法を使います」
「得意な魔法は?」
「初級魔法です」
「……初級?」
「はい」
会場がわずかにざわついた。
ここはNo.1のパーティ審査会だ。先ほどから中級、上級魔法を売り込む候補者も何人かいた。その中で、堂々と初級魔法を売りにする者は初めてだった。
「中級は?」
「使えません」
「上級は?」
「もっと無理です」
「じゃあ、なんでここに?」
「初級魔法ならいっぱい撃てます」
「いっぱい?」
「見てもらった方が早いです」
ミレイユが杖を標的へ向けた。
小さな火球が一発飛んでいき、ぽん、と標的に当たる。
「…………」
弱い。
カイルがそう思った直後、二発目が飛んだ。
続いて三発目。
四発、五発、六発。
そこから先は数える暇すらなかった。
「ちょっ!?」
小さな火球が途切れない。
一発一発の威力は低い。だが、普通なら魔力の制御に必要となる間がほとんど存在せず、ミレイユの杖先から次々と火球が吐き出されていく。
最初の一発では焦げ跡がついただけだった標的が、同じ場所を何度も撃ち抜かれ、とうとう音を立てて倒れた。
それでもミレイユは息一つ乱していない。
「……何発撃った?」
「数えてません」
「魔力は?」
「まだ撃てます」
「どれくらい?」
「かなり」
「雑だな!」
だが、使い道はいくらでも思いつく。
一撃の威力が低くても、これだけの手数があれば敵の動きを妨害できる。複数の敵を相手にした時も便利だろう。
そして何より――カイルは隣に座るリリアを見た。
No.1《始まりの勇者》の旗が地面へ立てられ、《集結》が発動すれば、その力は仲間にも及ぶ。
一発が弱い。
なら、その一発一発が強化されたら?
「……リリア」
「うん」
「候補」
「私も面白いと思う」
「ありがとうございます。まだ撃ちますか?」
「いや、もういい」
「まだかなり撃てます」
「分かったから杖を下ろして」
放っておけば、いつまで撃ち続けるのか分からない。
三人目。
そして最後にカイルの目へ留まったのは、細身の少年だった。
「ノア・リーベルトです。治癒と補助術を専攻しています」
「治癒」
「はい。外傷の治療、止血、解毒。それから軽度ですが、疲労を和らげる術も使えます」
「…………」
「どうしました?」
「いや」
カイルは少し感動していた。
(普通だ)
まともだ。
殴ってから治そうとしない。
リリアを「たん」付けしない。
漫談も始めない。
何より、ここまで選んだ三人にはない治療能力を持っている。
「志望理由を聞いてもいい?」
「もちろんです」
ノアは柔らかな笑みを浮かべた。
「No.1のパーティなら、将来的に非常に危険な任務へ赴くことになるでしょう」
「まあ、そうだろうな」
「当然、重傷者が出る可能性も高い」
「うん」
「治し甲斐がありそうだな、と」
「…………」
カイルは額を押さえた。
「お前もそっち側かよ」
「?」
まともな奴はいなかった。
◇
長かった審査も、ようやく終わりが見えてきた。
最初こそ一刻も早く帰りたいと思っていたカイルだったが、候補者たちの能力を見比べているうちに、いつしか完全に選考へ集中してしまっていた。
セシルは前衛。
ボルクは防御。
ミレイユは遠距離攻撃と牽制。
ノアは治癒と補助。
そして中心にいるのが、No.1《始まりの勇者》リリア・アステル。
リリアとセシルが前へ出る。ボルクが仲間を守り、ミレイユが後方から絶え間なく攻撃を浴びせ、ノアが負傷者を治療する。
そこまで考えたところで、カイルは残った一枠へ自然と自分を置いていた。
探索、物資管理、装備選定、経路の確認、野外活動での安全確保。戦闘以外で必要になる細々とした仕事を引き受け、状況を見ながら全体を支える。
六人。
綺麗に役割が埋まった。
「カイル?」
リリアが横から手元を覗き込んできた。
「決まった?」
「……この四人かな」
「セシル、ボルク、ミレイユ、ノア?」
「ああ。前衛、防御、遠距離、治療で役割が分かれてる。お前は自分で前に出るし、セシルならついていける。二人が前に出た時はボルクが後ろを守れるし、ミレイユなら離れたところから手数を出せる。ノアがいれば怪我や毒にも対応できる。あとは俺が――」
そこまで言って、止まった。
「…………」
「カイル?」
(何やってんだ、俺)
抜けるのである。
このパーティから。
そのつもりだった。
なのにいつの間にか、自分が六人目にいることを前提として、足りない役割を綺麗に埋める四人を選んでしまっていた。
「いや、待て。今のは一旦――」
「決まったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「早い!!」
司会が待ってましたとばかりに叫んだ。
「No.1《始まりの勇者》リリア・アステル! そのパーティに加わる四名は――セシル・ヴァレン! ボルク・ハイマン! ミレイユ・ローデン! ノア・リーベルト!!」
一人ずつ名前を呼ばれ、四人が前へ出る。
セシルは相変わらず無表情。ボルクは大歓声に戸惑いながら頭を下げ、ミレイユは杖を掲げ、ノアは穏やかな笑顔で観客へ一礼した。
「そして! 勇者リリア・アステル! 従者カイル・エルデン! 今選ばれた四名を加え――ここにNo.1《始まりの勇者》の六人パーティ、完成だぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」」」」」
会場が揺れた。
選ばれた四人へ惜しみない拍手が送られ、教師たちまで満足そうに頷いている。
そしてリリアは、その中心で嬉しそうにカイルを振り返った。
「カイル」
「……何」
「これからよろしくね」
「…………」
カイルは周囲を見回した。
完成したパーティ。
祝福する教師たち。
大歓声を上げる生徒たち。
そして何より、自分自身が選んだ四人。
逃げ道が、審査会が始まる前より明らかに狭くなっている。
「やめろぉぉぉぉぉぉ!! 抜けづらくなるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
「だから何の話?」
「こっちの話だぁぁぁぁぁ!!」
こうして。
抜けるつもりだったパーティを、カイルは自らの手で完成させてしまった。
残存勇者武器:98
確保?:1




