8月19日
無罪。
これは何もかもを変えうる力のある一言。
けれど、この「無罪」。
裁判を受けぬまま世の判決を受けてしまえば、それは裁判の結果がどうであれその人は「有罪」的立ち位置になりうる。
けれど思う、今まで「言葉」としての力を誇張したことを言い続けたが、実際ただの音で概念でしかないもの。
そんなもの、人達のエゴを伝えるためだけの物によって私の世界を崩されるのがいかに屈辱なのか。
人達は分からない。
正しい壇上に乗せず、裁判をしてもいないのに魔女と言い狩り始める。
なぜ魔女が良くないの?
なぜ魔女を殺してもいいと思うの?
問うような口は縫ってしまった。
私が何者であるか、それは■■■■■。
数週前。
私は学校に呼び出され、休みがちだった分を補填するために学校へ行っていた。
成績的には大丈夫だと言われていたけれど先生の粋な計らいでやってくれた。
正直あまり難しい問題は無かったし、休む日もところどころだかそこそこ授業にはついていけていた。
先生と何を話したのか、先生は誰がいたのか、それは覚えて居なかった。
大して覚えておくことでもないし。
その日の夜僕は「何故ここまで一人で居るのか」という問いに答えを出せず、誰も近くにいない事にただひたすらの虚無感で夜風を見ていた。
意識が遠くなる感覚と一緒にえも言われぬ感情に襲われた。
黒い犬「(なんと言っていたか分からない)」
自分「(なにかを言っている)」
なんだろうコレ。
まるで私は蚊帳の外だ、私は喋っているのに。
肉体までもが私を仲間外れにした日だ。




