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一時の格
燈火から受け取った指輪。
「ティアの?」
「みたいね、なんであの子が持ってたかなんて知らないけど」
躊躇無く右手薬指に付けると目の前がパチパチとスパークした様に急激に魔力が溢れてくる。
受け止めきれなくて右手が震えてる。
「うわっ、なに……これ!」
「……あの子は」
燈火はこれ一個で軽く争いが起こりうるなあと、呆れながらみるみる魔力が増えていくミホに少し恐れた。
同格だと思っていたところはある。
力が抜かれても、格としては同じ。
自惚れだった。
今のミホは賢者を超えてると思えた。




