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ありったけの魔力
体が感じる。
いつも以上に魔力を蓄えてる事に。
だからこそ、いくらか魔力を奪われても、梅の本来の魔力量以下にはならなかった。
「……ってか、なにこれ無尽蔵!?気持ち悪い!」
体が蓄えれる以上を流してきてこれ以上は逆に動けなくなる。
今1番魔力の必要なミホに渡さないと。
梅はありったけの魔力を使ってやる事にした。
動きは身体ではなく、この刀に委ねようと。
梅は黒霧を挟んでミホ達の真逆に位置している。
投げて渡す訳にも行かない。
大きく息を吐いた。
今までで使ったことの無い魔法を使ってみようと覚悟を決めた。
『意地は無く、意思も不要。穿つ為ならばこの身この心投げ捨てよう。籠る籠るは斬の声。ただひたすらに穿つのみ!』




