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錬金術士だけ
「ティア様じゃん。進展ありましたか?」
「あったような、無いような、です。座ってしまってどうしたんですか?」
「どうしたも、作れないんです。技量か魔力量かレシピか。何がダメなのかも分からない」
「そうですか、なら別の作りましょう」
「は?」
「え?無理なんですよね?なら無理です」
「そ、そりゃそう言う理窟だけど……」
「時間を無駄にするなってことです。常にそのレシピを頭に入れて置いて、ほかの調合をする。景色を見る、技を見る。そういった刺激で解決するものですよ」
「ホントですか?」
「他の誰でも上手く行きません。錬金術士だけ」




