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ミルクショコラの全力で!
「ミルクショコラ!全力でお願いします!」
スっとテを伸ばして指示を出すと、心得たと言わんばかりに口元に高密度の魔力の塊が発生する。
キーンッと高い音が鳴り始め、敵さんが目前に来た時には既に終わりです。
この結界の外は音が聞こえないということも分かりました。
山が抉れ、竹林の一部は消し炭となり、目の前には何も無くなっていました。
「うっわ……」
「死んだ……わね」
「人なんて居ましたかね」
人としての行動としてはかなりおかしいと思える。
ミルクショコラの光線の発射前だと言うのに、回避行動を取ろうともせず、また、避けるための動きもしなかった。
「なるほどな。仮に人間じゃなかったとして」
「厄介度が上がっただけじゃない?」




