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毎回の時間稼ぎ
「チッ」
空は守朱ちゃんと急に止まり、何も無い場所を睨みつけ、舌打ちをする。
ゆっくりと手を伸ばすとバチッ!と強めの静電気の様に音を立てて空の手を拒んだ。
なにかに触れた手をじっと見て今度は深いため息を吐く。
忌々しそうに、その奥を見る。
「進めないですか」
「行くとこ出るとこ毎回これね……」
私達は空に浮かんだままどうすればいいか考える。
クレアちゃんは、とりあえずと言った感じで風の中級魔法を前方に撃ち放す。
魔法は何事もなく通り抜ける。
「ん?」
「……本当に何かあるんでしょうね」




