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ドタバタ
「黒陽、守朱」
「はい」
「うん」
名前を呼ばれ、カフェの上空をずっとぐるぐるしてた八咫烏と鳳凰が童女の姿に変わります。
空が私からひったくった魔導書を黒陽ちゃんに渡して外に出ていく。
何をやるつもりか分からないけど、使い方教えてないですよね!?
「上手いこと投げつけて当てれば効果出ますからね!!」
急いで追いかけてはるか遠くになっていた黒陽ちゃんの背中に向けてそう叫ぶけれど、聞こえたでしょうか。
大丈夫かなあと不安に思ったその時、浮遊感を感じました。
なんと守朱ちゃんに抱えられて猛然と黒陽ちゃんの後ろを追っているのです。
「こら!なにティア連れてってんの!?」
「すまん分からない!なんであんな事してるのか」
「分かんないじゃないわよ!?」
「分かってる、追いかけるぞ!」
「当たり前よ!」




