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25.幻獣武装!キュートファイブ  作者: ひろーら


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第6話 海と空と幻獣と

登場人物紹介

明智あんな 女子高生、キュートフェニックス

三条さゆり 婦人警官、キュートマーメイド

名取なつみ 巫女、   キュートミノタウロス

御影みやび 女医、   キュートドラゴン

嵐山らんる 女海賊、  キュートワイバーン

ピクシー  幻獣王の命を受け人間界に向かう

幻獣魔王  幻獣界や人間界を狙う


*登場する名称は全てフィクションです。

幻獣魔王拠点。

「ケルベロスに続きグリム・リーパーまでやられるとはな。」

「幻獣魔王様、我が行って倒しますよ。」

「おおっ、クラーケンか。頼もしいな。」

「我にお任せ下さい。四天王クラーケン、必ずや戦士を倒して参ります。」


とある海域。

「船長、変なムシ捕まえました。」

「なんだい、騒がしいねぇ...。ムシなんてほっときなよ。」

「ですが船長...このムシ...しゃべります...。」

「ムシがしゃべる訳ないじゃないか。バカ言ってんじゃないよ。」

「あの...船長さん...マジです...助けて下さい...。」

「ん?なんか言ったかい?」

「私はピクシーと言います。戦士を...。」

「しゃべるムシかい。高値がつきそうじゃないか。地下の保管庫にでも入れときな。」


「ううっ...5人目の戦士って...海賊じゃない...。」

「なんだよ、ブツブツうるせーぞ。」

「あの...船長さんに会わせて下さい...。」

「船長は忙しいんだ。うちの船長は海の女王と呼ばれる凄い人なんだよ。」

「海の...女王...。」


「あれから何日過ぎたのかしら...。」

「おい、ムシ。船長がお呼びだ。くれぐれもふざけたマネすんじゃねえぞ。」

「どうしたのかしら?」


船長室。

「来たかい、しゃべるムシ。」

「船長さん、私はピクシー。戦士を探してます。」

「そのピクシーさんがアタイに何の用なんだい。」

「船長さんに戦士になって頂きたいんです。」

「はぁ?アタイが戦士だって?ふざけるんじゃないよ。アタイは海賊だよ。しかも海の女王と呼ばれてるのさ。なんで戦士なんかにならなきゃいけないのさ。」

「このエレメントコアに選ばれたのです。」

「ん?コア?いいもん持ってんじゃん。いただくよ。おい、コイツを保管庫に入れときな。」


その日の夜。

「やっぱ夜風はいいねぇ...。」

『女海賊よ、聞こえるか。』

「ダレだい、アタイに話しかけるのは...。ん?ダレもいない...、空耳か?」

『私はエレメントコアに宿りしワイバーン。』

「ワイバーン?それがどうしたってんだい。」

『女海賊よ、今この人間界に危機が迫っておるのだ。戦士となって...。』

「悪いが戦士なんかにゃならんよ。アタイは海を自由に渡るのさ。この世がどうなろうとアタイにゃ関係ないよ。」

『そう言うな女海賊よ...。』

「うっさいわね、大体アタイはらんるって名前があんのよ。いちいち女海賊とか言うんじゃないわよ。」

『ではらんるよ、今一度せん...。』

「船長、バケモノです。あっちから...。」

「ほぅ...ここにいたか...戦士よ。」

「なんだい、アタイはバケモノに知り合いはいないんだよ。」

「我は幻獣魔王軍四天王のクラーケン。女海賊よ、覚悟せよ。」

「どいつもこいつも、女海賊とか言いやがって、ふざけるんじゃないよ。」

ピクシーがブレスをらんるに差し出す。

「らんるさん、このブレスを。」

「なんだい、このオモチャは。」

「それは幻獣ブレスです。エレメントコアを装着して...。」

「そうはいかせるか、変身などさせぬわ。」

クラーケンがらんるを襲う。

『らんるよ、お前の魂に問うのだ。』

アタイの魂...海が波打つ...、夜空が呼んでる...。

らんるはブレスを装着する。

「エレメントコア、発動。」

コアを装着し、ブレスが輝き出す。

「幻獣武装!キュートワイバーン!」

コアに宿ったワイバーンの力がらんるに流れ込む。

「天空の戦士、キュートワイバーン華麗に出現!悪いヤツらは昇天さ。」


「ふっ...戦士になった所で我に勝てる訳はなかろう。」

「それはどうかねぇ。スカイウェーブ!」

らんるの放つ衝撃波がクラーケンに命中する。

しかし、クラーケンはびくともしない。

「少しはやるようだが、我を倒す事など不可能。」

「そうかい。軽い挨拶程度だから少しほぐれてきたよ。さあ、マジでいこうじゃあないか。」


クラーケンは構える。何か技を出すようだ。

「特別に我の技を見せてやろう。この技をくらい生きている者はおらん。」

「ごたいそうな技なんだねぇ...。楽しみだよ。」

「くらえ、クラーケンアタック!」

クラーケンから放たれる衝撃波がらんるを襲う。

「そんな技でアタイを倒そうってのかい。なめられたもんだねぇ...。」

らんるはクラーケンの衝撃波を跳ね返す。

「ならば、本気で行くぞニンゲン!」

「来なよバケモン。アタイを倒してごらん。」

クラーケンとらんるは力を溜める。

周囲の空気が振動する。

「トドメだ、クラーケンファイナルクリティカルスペシャルアタックナンバーワン!」

「ふっ...くだらねぇ...、長いネーミングは死亡フラグなんだよ。ワイバーンエセリアル!」

双方の衝撃波がぶつかる。

「さあ、フィニッシュだよ。」

らんるの衝撃波がクラーケンを襲う。

「ガっ...我が...ま...け...。」

クラーケンは消滅した。


『らんるよ...私と戦士の修行をせぬか。』

「悪いが、お断りだよ。アタイはそういうのガラじゃないんでね。」

『ピクシーよ、ご苦労であった。戦士は揃った。皆を集めるのだ。』

「ちょっと待て。アタイは戦士なんかにならんからな。」


第7話 予告

遂に5人の戦士が揃う。

最後の幻獣四天王の前に次々に倒れる戦士達。

その時...。

次回 「集え、5人の幻獣戦士」

らんる姐さん、マジですか?

こう言うキャラなんだよ...。

ではまた。

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