第6話 海と空と幻獣と
登場人物紹介
明智あんな 女子高生、キュートフェニックス
三条さゆり 婦人警官、キュートマーメイド
名取なつみ 巫女、 キュートミノタウロス
御影みやび 女医、 キュートドラゴン
嵐山らんる 女海賊、 キュートワイバーン
ピクシー 幻獣王の命を受け人間界に向かう
幻獣魔王 幻獣界や人間界を狙う
*登場する名称は全てフィクションです。
幻獣魔王拠点。
「ケルベロスに続きグリム・リーパーまでやられるとはな。」
「幻獣魔王様、我が行って倒しますよ。」
「おおっ、クラーケンか。頼もしいな。」
「我にお任せ下さい。四天王クラーケン、必ずや戦士を倒して参ります。」
とある海域。
「船長、変なムシ捕まえました。」
「なんだい、騒がしいねぇ...。ムシなんてほっときなよ。」
「ですが船長...このムシ...しゃべります...。」
「ムシがしゃべる訳ないじゃないか。バカ言ってんじゃないよ。」
「あの...船長さん...マジです...助けて下さい...。」
「ん?なんか言ったかい?」
「私はピクシーと言います。戦士を...。」
「しゃべるムシかい。高値がつきそうじゃないか。地下の保管庫にでも入れときな。」
「ううっ...5人目の戦士って...海賊じゃない...。」
「なんだよ、ブツブツうるせーぞ。」
「あの...船長さんに会わせて下さい...。」
「船長は忙しいんだ。うちの船長は海の女王と呼ばれる凄い人なんだよ。」
「海の...女王...。」
「あれから何日過ぎたのかしら...。」
「おい、ムシ。船長がお呼びだ。くれぐれもふざけたマネすんじゃねえぞ。」
「どうしたのかしら?」
船長室。
「来たかい、しゃべるムシ。」
「船長さん、私はピクシー。戦士を探してます。」
「そのピクシーさんがアタイに何の用なんだい。」
「船長さんに戦士になって頂きたいんです。」
「はぁ?アタイが戦士だって?ふざけるんじゃないよ。アタイは海賊だよ。しかも海の女王と呼ばれてるのさ。なんで戦士なんかにならなきゃいけないのさ。」
「このエレメントコアに選ばれたのです。」
「ん?コア?いいもん持ってんじゃん。いただくよ。おい、コイツを保管庫に入れときな。」
その日の夜。
「やっぱ夜風はいいねぇ...。」
『女海賊よ、聞こえるか。』
「ダレだい、アタイに話しかけるのは...。ん?ダレもいない...、空耳か?」
『私はエレメントコアに宿りしワイバーン。』
「ワイバーン?それがどうしたってんだい。」
『女海賊よ、今この人間界に危機が迫っておるのだ。戦士となって...。』
「悪いが戦士なんかにゃならんよ。アタイは海を自由に渡るのさ。この世がどうなろうとアタイにゃ関係ないよ。」
『そう言うな女海賊よ...。』
「うっさいわね、大体アタイはらんるって名前があんのよ。いちいち女海賊とか言うんじゃないわよ。」
『ではらんるよ、今一度せん...。』
「船長、バケモノです。あっちから...。」
「ほぅ...ここにいたか...戦士よ。」
「なんだい、アタイはバケモノに知り合いはいないんだよ。」
「我は幻獣魔王軍四天王のクラーケン。女海賊よ、覚悟せよ。」
「どいつもこいつも、女海賊とか言いやがって、ふざけるんじゃないよ。」
ピクシーがブレスをらんるに差し出す。
「らんるさん、このブレスを。」
「なんだい、このオモチャは。」
「それは幻獣ブレスです。エレメントコアを装着して...。」
「そうはいかせるか、変身などさせぬわ。」
クラーケンがらんるを襲う。
『らんるよ、お前の魂に問うのだ。』
アタイの魂...海が波打つ...、夜空が呼んでる...。
らんるはブレスを装着する。
「エレメントコア、発動。」
コアを装着し、ブレスが輝き出す。
「幻獣武装!キュートワイバーン!」
コアに宿ったワイバーンの力がらんるに流れ込む。
「天空の戦士、キュートワイバーン華麗に出現!悪いヤツらは昇天さ。」
「ふっ...戦士になった所で我に勝てる訳はなかろう。」
「それはどうかねぇ。スカイウェーブ!」
らんるの放つ衝撃波がクラーケンに命中する。
しかし、クラーケンはびくともしない。
「少しはやるようだが、我を倒す事など不可能。」
「そうかい。軽い挨拶程度だから少しほぐれてきたよ。さあ、マジでいこうじゃあないか。」
クラーケンは構える。何か技を出すようだ。
「特別に我の技を見せてやろう。この技をくらい生きている者はおらん。」
「ごたいそうな技なんだねぇ...。楽しみだよ。」
「くらえ、クラーケンアタック!」
クラーケンから放たれる衝撃波がらんるを襲う。
「そんな技でアタイを倒そうってのかい。なめられたもんだねぇ...。」
らんるはクラーケンの衝撃波を跳ね返す。
「ならば、本気で行くぞニンゲン!」
「来なよバケモン。アタイを倒してごらん。」
クラーケンとらんるは力を溜める。
周囲の空気が振動する。
「トドメだ、クラーケンファイナルクリティカルスペシャルアタックナンバーワン!」
「ふっ...くだらねぇ...、長いネーミングは死亡フラグなんだよ。ワイバーンエセリアル!」
双方の衝撃波がぶつかる。
「さあ、フィニッシュだよ。」
らんるの衝撃波がクラーケンを襲う。
「ガっ...我が...ま...け...。」
クラーケンは消滅した。
『らんるよ...私と戦士の修行をせぬか。』
「悪いが、お断りだよ。アタイはそういうのガラじゃないんでね。」
『ピクシーよ、ご苦労であった。戦士は揃った。皆を集めるのだ。』
「ちょっと待て。アタイは戦士なんかにならんからな。」
第7話 予告
遂に5人の戦士が揃う。
最後の幻獣四天王の前に次々に倒れる戦士達。
その時...。
次回 「集え、5人の幻獣戦士」
らんる姐さん、マジですか?
こう言うキャラなんだよ...。
ではまた。




