第4話 大地の鼓動、ミノタウロス
登場人物紹介
明智あんな 女子高生、キュートフェニックス
三条さゆり 婦人警官、キュートマーメイド
名取なつみ 巫女、 キュートミノタウロス
御影みやび 女医、 キュートドラゴン
嵐山らんる 女海賊、 キュートワイバーン
ピクシー 幻獣王の命を受け人間界に向かう
幻獣魔王 幻獣界や人間界を狙う
*登場する名称は全てフィクションです。
幻獣魔王拠点。
「ガーゴイルに続き、ウンディーネまでやられただと。ならば四天王を呼べ。」
「幻獣魔王様、お呼びでしょうか。」
「おおっ、ケルベロス。聞いているであろう。人間界で我が軍に対抗する者がいるようだ。」
「はっ、この四天王ケルベロスが必ずや倒して参ります。」
「ゆけ、ケルベロスよ。人間共に思い知らすのだ。」
とある神社。
「なつみ~、掃除サボるんじゃないぞ。」
「うっせーよ。今やろうとしてんじゃん。」
「最近の若いもんは...。」
「じいちゃんに言われたくないよ。」
チッ...クソじじい...。いつも偉そうに...。
まあ...世話になってるからしゃーねぇケド...。
「なつみ、今度祈祷するの手伝うのじゃ。」
「ん?じいちゃんどしたん?いつも祈祷とか一人でやってんじゃん。」
「ワシも年じゃ...。お前もここへ来てだいぶ経つからな。そろそろ覚えたらええ。」
「なんだよ、じいちゃん。らしくないじゃん。」
「なつみよ、お前の両親が事故で亡くなってからワシが面倒を見たが、お前も一人前じゃ。好きな人生を歩むのじゃ。」
「なんだよ急に。じいちゃん具合でも悪いんか?」
「なに...、なんとなく...お前の人生が変わる気がしただけじゃ...。」
なんだよ...なんとなくって...。
しっかし...毎日掃除しても、すぐきったなくなるじゃん...。
「あっ、いたいた。」
「ん?ダレか何か言ったか?気のせい?」
「気のせい、じゃなくて妖精だよ。」
「陽性?検査でもしたんか?」
「ちゃうわい、その陽性じゃなくて、妖精よ!」
「どーでもいいよ...ん?あれ?アタシダレとしゃべってん?」
「アタシはピクシー、よろしくね。」
「はぁ?ゼクシー?結婚なんてしねーよ。」
「いやいや、ゼクシーじゃなくてピクシーだから。」
「さてと...水でも汲むか...。」
「ちょっとぉ...話聞いてよ...。」
「なに?ムシ?えーーー、ムシがしゃべってんですけどー。」
「だから、さっきから話てるでしょ。」
「アタシになんか用?」
「このブレスを着けてへんし...。」
そこへケルベロスが現れた。
「見つけたぞ、ピクシー。お前さえ倒せば戦士など現れまい。」
「ん?デカイ犬?」
「犬ではない!ケルベロスだ!」
「なにベロベロ言ってんのよ。犬ならハウスよ。」
「きっ...貴様...ニンゲンのくせして生意気なヤツだな!」
「アンタに言われたくないわよ。ピクシー、ブレスがどうとか言ったわね。」
「このブレスを装着して、エレメントコアをはめるのよ。」
エレメントコア...なんか...感じる...。
『ニンゲン...お前なら分かるだろ。この土地に宿る力、そして我がミノタウロスの力を解き放つのだ。』
大地の鼓動...土の香りがする...。
「エレメントコア、はつどー!」
ブレスにコアを装着する。
ブレスが輝き出す。
「幻獣武装!キュートミノタウロス!」
コアに宿ったミノタウロスの力がなつみに流れ込む。
「土の戦士、キュートミノタウロス降臨!悪いヤツらは踏み潰す!」
「ミノタウロスか。」
『ケルベロス、お前なら分かるだろ。我々が争っても意味は無い。』
「ふっ...ミノタウロスよ。俺は幻獣魔王四天王なのだ。戦うのが運命...。」
『仕方ない...ニンゲンよ...、ケルベロスを倒すぞ。』
「あのさぁ、ニンゲンゆうなよ。アタシはなつみ、分かった?」
『そうか...ならなつみ、全力でケルベロスに向かうぞ。』
「よっしゃー、いくぜミノタウロス!」
「ニンゲン如きに、このケルベロス様が倒せると思うのか。」
『なつみよ...お前なら分かるはずだ。心に浮かぶ言葉でケルベロスを倒すのだ。』
「心に浮かぶって...ナニが浮かぶん?」
なんだろ...土から何かが沸き上がる感じがする。
「アースクラッシュ!」
大地からの衝撃波がケルベロスに当たる。
「ガハッ...なっ...なんだ...この力...。」
「スゲーぜ、ミノタウロス。このまま一気にやるか。」
『なつみ、ケルベロスはそれ程甘くないぞ。』
「やるじゃねえか、ニンゲン。だがな、ミノタウロスの言う通り、ケルベロス様の力はこんなもんじゃねえんだよ。」
ケルベロスの身体が震え出す。
「ふっ...俺様のフルパワーをおみまいしてくれるわ!」
ケルベロスからの衝撃波がなつみを襲う。
「くっ...やるじゃん、ケロ...ケリ...ベロベロ...?」
「だ•か•ら•ケルベロスってんだろ!何がベロベロだ!」
「アンタなんてベロベロで十分よ。もうマジでぶっ倒すから。」
なに...この力...大地から流れて来る...。
「ミノタウロス、いくわよ!」
『なつみよ、自身の力を解き放つのだ。』
「ミノタウロスグランドクロス!」
大地からの衝撃波がケルベロスに直撃する。
「ぐはっ...。」
ケルベロスは消滅した。
「なつみさん、ミノタウロスと修行よろしくね。」
「ああ、ピクシー。ありがとね。」
『ピクシーよ、残りの戦士も後二人だ。何とか頑張ってくれ。』
「分かってるわよ、ミノタウロス。じゃあ、頑張ってね。」
第5話 予告
幻獣魔王四天王の魔の手が人間界に迫る。
果たして4人目の戦士は?
次回 「風が舞う、白衣のドクター」
なつみっち、バリバリだね。
実は...昔ヤンキーだったんだよ。
ではまた。




