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木星の雨音  作者: ぴいちゃん


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99/101

第99章ーー文鳥のカップーー

引き続き体調悪くって…短いです。


https://x.com/pochidayo

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春の工房


「おお、よく来たな、モウブ君。」


「どうした、チヒロまで。それと、えっと……。」


「ナナコです。」


「モウブ君が迷うかと思って、付き添いを。」


「ナナコちゃんは、このあとヘスペリア3の学校を見せたいと思っています。」


「どうだ、コーヒーでも。」


「じゃあ、ありがたく。」


「えーと、カップがあったかな。」


「あ、私たち、今日、カップ持ってます。」


「そうか。じゃあ……。」


とハルが振り返ると、三人はお揃いのカップを持っていた。


そしてハルは、自分の手元を見る。


「俺が昨日、ジュネスでもらったカップ……。」


すると、三人が持っているものとお揃いの、同じ小鳥柄のカップであった。

挿絵(By みてみん)


四人は目を丸くする。


「どういうこと?」


「いや、私たち、昨日三人でジュネスに行って、さぎりのリングとお揃いの小鳥なので、縁起がいいかなと思って、三人でいただいたんですよ。」


「参ったな。俺もジュネスに行って、二つ残ってたそのカップを気に入ってしまってな。縁起良さそうだから、チズルの分と一緒にもらってきたんだ。」


四人は、この偶然に対して爆笑する。


挿絵(By みてみん)


「でも、さっき食堂でさぎりに見せたときに、ジュネスにいただきに行くって言ってたから、もう品切れかもしれないわ。どうしよう。」


「あ、そういえば、このカップ、あのお店の名前が書いてあるから、教えておいてあげよう。」


そう言ってチヒロは、端末を操作しさぎりに雑貨屋の店名を伝えた。



チヒロは時計を見て


「コーヒー、ごちそうさま。私とナナコちゃんは、今からヘスペリア3の学校に行ってくるわ。」


「ああ、ヘスペリア3の学校は素晴らしいぞ。ちゃんとナナコちゃんにも教えてあげてな。」


とハルは言い、ハルとモウブは、チヒロとナナコを見送った。

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