第98章ーーお供えーー
ごめんなさいなんか体調少し壊しちゃって。今回短いです
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チヒロとモウブとナナコがトラムに乗ると。
車内の空気がなぜか清々しい。
そして。
そこには眠りほうけているシノがいた。
さぎりの結婚式や、指輪交換。
食堂でのお披露目などで疲れたのだろう。
帰ったはずのシノが、トラムの中で眠りほうけていた。
おそらく、トラムに乗ったまま眠ってしまい
そのまま何十回も往復していたのだろう。
「ちょっと、シノさん!」
その声で、シノは目を覚ます。
「あれ、チヒロちゃん。あれ、モウブ君も。どうしたの?」
「いや、シノさん。何なんですか? この状況。」
なんかいひざ掛けが、かかっている。
そして、シノが眠っていた座席の横には、水筒、リンゴ、ミカンなどが置かれている。
シノが寝てしまっている間に、ヘスペリア3の住人たちが、気を利かせてか、心配してか、お供えしていったのだろう。
日の丸もあった。
「あ、いや、多分、私、居眠りしちゃって。」
「今、何時?」
「朝9時!」
「神社帰って寝るぅ。」
そんなシノの反応を見ながら、チヒロは思った。
「やっぱり、この人、神通力か何かあるのかしら。」
「空気がきれいだったり、息を吸うだけで、皆がシノさんに注目したり……。」




