第93章ーー説教ーー
昨日は寝落ちして更新抜けてしまいました!!
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シャワー室から聞こえる。
「ガタン! ガタン! バタバタ!」
「また!」
「 バカー!」
「 意地悪!!」
「ぎゃあああん」
という音を聞きながら、
ユノは、さっきの二人の様子を、全力で地球文化アーカイブの記録を調べる。
地球文化アーカイブの部屋では、アーカイブのユノのホログラムが消えた。
電気も消え、各所の冷却装置が一斉に稼働する。
アーカイブのユノは、膨大な記録をしらみつぶしに検索し、同じような事例がないかを探していた。
その中で見つかった、最も近い事例は、
「フェチ」
「性癖」
「萌え」
であった。
外部とのネットワーク接続がない地球文化アーカイブにできるのは、ここまでである。
◇
さぎりとミオは、泣きながら手を繋ぎ、シャワー室から出てきた。
「さぎりさんがー。うあああん」
「ミオさんがー。ふええええ……」
「ゆうべはお楽しみでしたね」
「えっ、なんか聞こえてた?」
「いいえ。私は完全休止状態でした。地球の慣用句です」
「お二人そこに座って深呼吸してください。」
「夕べ何があったかは詮索しませんが」
「幸せな時間だったということを前提として」
「お二人は、脳のねじが……ふっとんでます」
「ふぇ?」
「おそらく、さぎりさんもミオさんも、ポジティブなフラッシュバックのような状態にあるんじゃないかと思います」
「この状況からの、私のアドバイスです」
「お互い、いつも通り呼び捨てにしてください」
「ちゃん付け、さん付けするのはダメです」
「落ち着くまで、さぎりさんはツインテールにはしないこと」
さぎりとミオは、正座したまま、こくこくとうなずいた。
「ただし」
「相手の合意があった時は……翌日に影響がないのを確認し」
「お好きにしてください」
「あと」
「必要ならば、私に休止モードを指示してください」
◇
「ユノ。本当に聞いてなかったんだよね?」
「はい。完全休止状態でした」
「詳しく説明したいのであれば、聞きますよ?」
さぎりとミオは、ブンブンと首を横に振った。
「それか、私も立ち合いますか?」
二人は、ブンブンブンブンと首を横に振った。
「……そうですよね」
と、ユノはちょっと残念そうに言いながら。
二人とお揃いのデザインで作られた、小鳥のブレスレットを眺めた。
ーーーー「違うのよ。ユノ」




