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木星の雨音  作者: ぴいちゃん


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第74章ーー商店街へーー


https://x.com/pochidayo

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自宅でいつもの作業着に着替え終わったハルの端末に


アーカイブのユノからメッセージが入る。


ハルが確認しチズルに言う。


「おーい。ユノが商店街に行けだとさ。」


「はいはい。わかったわよ。どうせ通り道だ。もう少し待ってね。」



管制前駅からチヒロ、モウブ、そして隣の車両にシノを乗せた中央トラムがNOAH駅に着くと


NOAHのツナギを来た女の子が乗り込んできた。


「あれあれ、チヒロさん。モウブさん。こんにちは!」


「ナナコさんも居住区へ?」


とその時ホームから


「待って下さーーい!」


と慌ただしい声が聞こえジェトとカアの兄弟が駆けこんできた。


ほぼ同時にトラムのドアが閉まる。


「はあはあ、あれ?チヒロさんとナナコさんにモウブさん」


チヒロは笑う。

挿絵(By みてみん)

「皆さんも居住区へ?」


「はい、今日の紫区画が良かったので…」


その時、ナナコが隣の車両のシノに気づき


「あ、シノさんもいますね!」


全員と目が合ったシノも同じ車両に移動してきた。


「またお会いしましたねぇーモウブ君。カア君。と…」

挿絵(By みてみん)

「ナナコです!」


「揃ってどちらへ?」


ナナコが言う。


「私はジュネスに行ってから食堂に行こうかと思います!」


「あれ?僕たちもです。」


「あ、僕もです。」


「あらあらー。偶然ですねぇ、私もなんですよー」


シノは言った。


ナナコが


「紫区画の見学に参加したら、あんな綺麗な結婚式が見られるなんて!」


モウブが続ける。


「僕も、あんな綺麗な浴衣なんて初めてです。」


「ええ。綺麗でしたねー。私も紫区画で式を執り行うのは初めてでした。」


兄。ジェトが言う。


「チヒロさんにも、シノさんにも、案内の母娘に感謝だな。カア」


「うん。どうもありがとう!」


シノは


「どういたしまして」


とにっこり微笑んだ。



チヒロも微笑んで聞いていたが


「なんでシノさんここに居るのかしら?」


なんて思いながら様子をながめていた。


その時。


「あれ?…」


あることに気が付き、悪寒が走り鳥肌が立った。


「この紫ババア…」


「ショタ…モウブ君とカア君としか会話してない!!」



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