表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/94

第10節 ハラヘリスの無銭飲食賠償計画 ~ヤバい、本気でこいつどうにかしないと~

 リュカはまずハラヘリスに釘を刺した。


リュカ「ハラヘリスはもうヴァルミエ家の者になったにゃ、恥ずかしい行動はしないようにするにゃ」

チカ「兄くん、これは……胃袋付き爆弾が家に転がり込んだだけにゃ」

ハラヘリス「俺もお貴族様になれたにゃ!これで投資の準備は整ったにゃ!」


 この言葉に、リュカとレアナはため息を吐くしかなかった。


レアナ「そもそも、投資には……お金と信用が必要だにゃ……」

ハラヘリス「お貴族様なら、お金も信用もあるにゃ?」

リュカ「平民からすれば、そう見えるかもしれないにゃ?だけど貴族だって、ちゃんと働いているにゃ!」

レアナ「まあ、うちみたいに働いてない貴族もいるけどにゃ」

チカ「働いても胃袋ブラックホール級なら帳消しにゃ……」

ハラヘリス「だからにゃ?働くとお腹が減るにゃ……だから、節約のために働きたくないにゃ!」


 ハラヘリスは力強く反論してきたが、その内容は……あまりに情けないものだった。


レアナ「そもそも、投資だって一種の働き方にゃ……」

ハラヘリス「にゃんだってー!なら投資は諦めるにゃ!」

リュカ「収入はどうするにゃ?」

ハラヘリス「任せたにゃ兄貴!にゃ」


 唐突に自分に全責任が回ってきたことに、リュカは慌てて返す。


リュカ「いや、自分で稼ぐにゃ!」

レアナ「リュカ、諦めるにゃ……あなたの方がしっかりしてるにゃ……」

ハラヘリス「頼むぜ!リュカ兄貴!頼りにしてるにゃ!」

リュカ「わかったにゃ……まずは無銭飲食の賠償をしに行くにゃ……ロランティーナのためにも必須だろうからにゃあ」

チカ「この時点で『リュカの胃痛編』開幕にゃ……」

ハラヘリス「おお、これが投資って奴かにゃ!」

レアナ「全然違うにゃ、ハラヘリス……」


 ここで、チカの思わぬ応援!


チカ「ハラヘリス、あなたがまずするべきなのは……無銭飲食の賠償による信頼回復ですにゃ」


 ハラヘリスはきょとんとした顔で、チカに質問を投げる。


ハラヘリス「それで投資できるかにゃ⁉」

チカ「断言はできないにゃ、だけど最低限返すべきものを返さないと、信頼は回復しないにゃ」

ハラヘリス「わかったにゃ!リュカ兄、頼んだにゃ!」

リュカ「いや、お前も頭を下げるために、一緒にくるにゃ!」

ハラヘリス「なんでにゃ?」

レアナ「それは、あなたの無銭飲食だから、当たり前にゃ……」

ハラヘリス「ムセンインショクって穢魂者のことじゃないのかにゃ?」


 さすがに耐えきれず、リュカとレアナは頭を抱えた。


ハラヘリス「俺は!食べて!逃げた!それだけにゃ!」

リュカ「だからにゃ?それが、まんま無銭飲食にゃ!それを返すという簡単な話にゃ!」

ハラヘリス「ただ、食べて逃げただけにゃ⁉穢魂者は辛いにゃ……」

レアナ「無銭飲食はダメなのにゃ……ハラヘリスには一般常識が足りないにゃ……」


 ここにチカのクリティカルヒット!


チカ「ハラヘリスは、もう無銭飲食ランキングで堂々の全世界トップにゃ、逃げられないにゃ……ちゃんと返すにゃ」

ハラヘリス「え?もしかして俺は犯罪者扱いにゃ?せっかくお貴族様になれたのににゃ⁉」

チカ「貴族なら、むしろ無銭飲食の罪は重いにゃ!」

ハラヘリス「しまったにゃ!お貴族様になんてなるんじゃなかったにゃ!」


 平民は貴族になりたがるのが常だというのに、無銭飲食で貴族になりたがらないハラヘリス……。


リュカ「せめて無銭飲食の代金くらいは返そうにゃ?俺が立て替えるにゃ」

チカ「賠償までに、兄くんの胃が保てばいいのだがにゃ……」

ハラヘリス「さすが兄貴だにゃ!」

リュカ「言っておくけど、ちゃんと俺に返済するにゃ?」


 リュカは忘れず釘を刺す。


 そして、日が暮れたので……ヴァルミエ伯爵邸に一晩だけ泊まったにゃ……。

 やっぱり一晩ずっとロランティーナと、オリビア兄嫁と、レアナと、ハラヘリスと俺の五人で毛を繕ったにゃ……。

 びっくりするほど、髪がつやつやになったにゃ……恐るべしオリビア兄嫁にゃ……。

 オリビア兄嫁の全身に猫の毛が生えたにゃ……だけどロランティーナだけが繕ってたにゃ……。

 気のせいか、ハラヘリスの胸が柔らかかった気がするにゃ……。


チカ「私も、毛を繕いたかったにゃ……特に兄くんのをにゃ……」

リュカ「やめるにゃ、これ以上は猫の混沌なんてコリゴリにゃ!……あ、ロランティーナ!『ねこまんま』食べたいにゃ!」

レアナ「リュカも大概、猫だにゃ」

チカ「兄くん……私は毛ではなく、心を繕いたいのだにゃ……(ドヤ顔)」


 猫の生態であることを否定できないリュカは、沈黙するしかなかった。


ハラヘリス「で、今日から旅にゃ?いろいろ頼むにゃ、リュカ兄貴!」

リュカ「ともかく、ヴァルミエ伯爵邸を脱出にゃ!このままじゃ……俺も猫として定着するにゃ!」

レアナ「もう『にゃ』が自然に出てる時点で手遅れにゃ」


 ハラヘリスの言葉に呆れながら、ヴァルミエ伯爵邸を出発したにゃ……いや、脱出した。

 ハラヘリスは男爵に相応しい服装になっている。


リュカ「言っておくけど、道中今までのような暴食はさせないからな!」

ハラヘリス「断食旅行だろ?旅をするときはいつもの事だ!」

レアナ「いや、ちゃんと食事は出すわよ……」

ハラヘリス「あんな雀の涙の食事なんて、断食と同じだろ。で、兄貴!まずはどこに行くんだ⁉」

リュカ「まずは、派閥の長であるカレー侯爵だな……ここの心証が悪いと、ロランティーナも身動きが取れない」

ハラヘリス「大変だな兄貴!俺には、やましい事が一切ないから頑張れ!」


 脳天気に言い放つハラヘリスに、リュカもさすがにムカッとくるし、レアナも黙っていられなかった。


レアナ「いや、ハラヘリス、あんたの無銭飲食分の賠償にいくのよ?」

ハラヘリス「これが『投資』の本質だと悟ったぞ!」

リュカ「まず、ハラヘリスは『投資』って言葉を忘れることから始めようか?」

ハラヘリス「なんでだ!金で金を生み出す錬金術、そう命律端末が言ってたから……真実のはずだ!」


 命律端末め、余計なことを言いやがって……というのはリュカとレアナ共通の思いだった。


レアナ「あのね。それ、まず無銭飲食を賠償して信頼を回復してからの話だからね?リュカは、ただその肩代わりしてるだけ!」

ハラヘリス「なんと!これは投資じゃないのか!それなのに金が出てくるとか、俺は天才だ!」

リュカ「いや……ハラヘリスの功績なんて何もないけど……」

ハラヘリス「兄貴!俺には一切やましいことがないぞ!」

リュカ「お前が!やましさの塊なんだよ!」

レアナ「この人、謝罪する気ゼロね……」


 ここで、ハラヘリスがなんか寝ぼけたことを言い出した。


ハラヘリス「兄貴!まあ気楽にな!俺は食って寝てるだけなのに、どうして皆に愛されてると思う?」

レアナ「誰も愛してないわよ!」

リュカ「むしろ、半分ぐらいの領地で『出禁』食らってるよな?」

ハラヘリス「え?じゃあ俺、もしかして愛されてないの?」

リュカ&レアナ「「自覚なかったんかい!」」

ハラヘリス「まあ、気にするな兄貴!」

リュカ「いや、なんで、お前の無銭飲食に頭を悩ませてるのに、お前が俺を励ますだけなんだ?いっそハゲろ!」

チカ「兄くん……ハゲさせるためには、ストレスや加齢などの要因が必要だぞ」

リュカ「ありがとう、チカ。なんか、チカが真の恋人に思えてきた」


 愛しそうに命律端末を撫でるリュカに、対抗するは当然レアナ。


レアナ「ちょっと!私だってリュカの苦しみを、わかってるんだからね⁉」

チカ「じゃあ、兄くんの望み通り、ハラヘリスをハゲさせることができるかな?」

レアナ「もう、面倒くさい!ハゲじゃなく頭丸めさせるわ!」


 そうして、レアナの手により、無事ハラヘリスの頭は丸坊主になったとさ……。

 この時に発覚したのは、ハラヘリスが女性だったこと……これじゃ尼さん?


ハラヘリス「兄貴!鏡を見たら、なんか神々しく見えたぞ!これは……これが『徳』か⁉」

リュカ「違う、ただの罰だ」

レアナ「心まで丸めてこそ『徳』よ?」

チカ「兄くん……ハラヘリスが出家キャラになってしまったら、もう誰にも止められないぞ」

ハラヘリス「よし!俺はこれから『徳を積んで金を稼ぐ』ことにするぞ!」

リュカ「頼むから『徳で食おう』とするな!」


 ブチ切れたレアナの手により、眉毛まで剃られたとさ……。

 これによって、このハラヘリスの服は男物なのに、一切違和感がなくなった。


 髪の毛に加えて、眉まで剃られた食欲魔人尼さん男爵って……目も当てられないほど酷いな。

### 第10節 ハラヘリスの無銭飲食賠償計画 ~ヤバい、本気でこいつどうにかしないと~


 リュカはまずハラヘリスに釘を刺した。


リュカ「ハラヘリスはもうヴァルミエ家の者になったにゃ、恥ずかしい行動はしないようにするにゃ」

チカ「兄くん、これは……胃袋付き爆弾が家に転がり込んだだけにゃ」

ハラヘリス「俺もお貴族様になれたにゃ!これで投資の準備は整ったにゃ!」


 この言葉に、リュカとレアナはため息を吐くしかなかった。


レアナ「そもそも、投資には……お金と信用が必要だにゃ……」

ハラヘリス「お貴族様なら、お金も信用もあるにゃ?」

リュカ「平民からすれば、そう見えるかもしれないにゃ?だけど貴族だって、ちゃんと働いているにゃ!」

レアナ「まあ、うちみたいに働いてない貴族もいるけどにゃ」

チカ「働いても胃袋ブラックホール級なら帳消しにゃ……」

ハラヘリス「だからにゃ?働くとお腹が減るにゃ……だから、節約のために働きたくないにゃ!」


 ハラヘリスは力強く反論してきたが、その内容は……あまりに情けないものだった。


レアナ「そもそも、投資だって一種の働き方にゃ……」

ハラヘリス「にゃんだってー!なら投資は諦めるにゃ!」

リュカ「収入はどうするにゃ?」

ハラヘリス「任せたにゃ兄貴!にゃ」


 唐突に自分に全責任が回ってきたことに、リュカは慌てて返す。


リュカ「いや、自分で稼ぐにゃ!」

レアナ「リュカ、諦めるにゃ……あなたの方がしっかりしてるにゃ……」

ハラヘリス「頼むぜ!リュカ兄貴!頼りにしてるにゃ!」

リュカ「わかったにゃ……まずは無銭飲食の賠償をしに行くにゃ……ロランティーナのためにも必須だろうからにゃあ」

チカ「この時点で『リュカの胃痛編』開幕にゃ……」

ハラヘリス「おお、これが投資って奴かにゃ!」

レアナ「全然違うにゃ、ハラヘリス……」


 ここで、チカの思わぬ応援!


チカ「ハラヘリス、あなたがまずするべきなのは……無銭飲食の賠償による信頼回復ですにゃ」


 ハラヘリスはきょとんとした顔で、チカに質問を投げる。


ハラヘリス「それで投資できるかにゃ⁉」

チカ「断言はできないにゃ、だけど最低限返すべきものを返さないと、信頼は回復しないにゃ」

ハラヘリス「わかったにゃ!リュカ兄、頼んだにゃ!」

リュカ「いや、お前も頭を下げるために、一緒にくるにゃ!」

ハラヘリス「なんでにゃ?」

レアナ「それは、あなたの無銭飲食だから、当たり前にゃ……」

ハラヘリス「ムセンインショクって穢魂者のことじゃないのかにゃ?」


 さすがに耐えきれず、リュカとレアナは頭を抱えた。


ハラヘリス「俺は!食べて!逃げた!それだけにゃ!」

リュカ「だからにゃ?それが、まんま無銭飲食にゃ!それを返すという簡単な話にゃ!」

ハラヘリス「ただ、食べて逃げただけにゃ⁉穢魂者は辛いにゃ……」

レアナ「無銭飲食はダメなのにゃ……ハラヘリスには一般常識が足りないにゃ……」


 ここにチカのクリティカルヒット!


チカ「ハラヘリスは、もう無銭飲食ランキングで堂々の全世界トップにゃ、逃げられないにゃ……ちゃんと返すにゃ」

ハラヘリス「え?もしかして俺は犯罪者扱いにゃ?せっかくお貴族様になれたのににゃ⁉」

チカ「貴族なら、むしろ無銭飲食の罪は重いにゃ!」

ハラヘリス「しまったにゃ!お貴族様になんてなるんじゃなかったにゃ!」


 平民は貴族になりたがるのが常だというのに、無銭飲食で貴族になりたがらないハラヘリス……。


リュカ「せめて無銭飲食の代金くらいは返そうにゃ?俺が立て替えるにゃ」

チカ「賠償までに、兄くんの胃が保てばいいのだがにゃ……」

ハラヘリス「さすが兄貴だにゃ!」

リュカ「言っておくけど、ちゃんと俺に返済するにゃ?」


 リュカは忘れず釘を刺す。


 そして、日が暮れたので……ヴァルミエ伯爵邸に一晩だけ泊まったにゃ……。

 やっぱり一晩ずっとロランティーナと、オリビア兄嫁と、レアナと、ハラヘリスと俺の五人で毛を繕ったにゃ……。

 びっくりするほど、髪がつやつやになったにゃ……恐るべしオリビア兄嫁にゃ……。

 オリビア兄嫁の全身に猫の毛が生えたにゃ……だけどロランティーナだけが繕ってたにゃ……。

 気のせいか、ハラヘリスの胸が柔らかかった気がするにゃ……。


チカ「私も、毛を繕いたかったにゃ……特に兄くんのをにゃ……」

リュカ「やめるにゃ、これ以上は猫の混沌なんてコリゴリにゃ!……あ、ロランティーナ!『ねこまんま』食べたいにゃ!」

レアナ「リュカも大概、猫だにゃ」

チカ「兄くん……私は毛ではなく、心を繕いたいのだにゃ……(ドヤ顔)」


 猫の生態であることを否定できないリュカは、沈黙するしかなかった。


ハラヘリス「で、今日から旅にゃ?いろいろ頼むにゃ、リュカ兄貴!」

リュカ「ともかく、ヴァルミエ伯爵邸を脱出にゃ!このままじゃ……俺も猫として定着するにゃ!」

レアナ「もう『にゃ』が自然に出てる時点で手遅れにゃ」


 ハラヘリスの言葉に呆れながら、ヴァルミエ伯爵邸を出発したにゃ……いや、脱出した。

 ハラヘリスは男爵に相応しい服装になっている。


リュカ「言っておくけど、道中今までのような暴食はさせないからな!」

ハラヘリス「断食旅行だろ?旅をするときはいつもの事だ!」

レアナ「いや、ちゃんと食事は出すわよ……」

ハラヘリス「あんな雀の涙の食事なんて、断食と同じだろ。で、兄貴!まずはどこに行くんだ⁉」

リュカ「まずは、派閥の長であるカレー侯爵だな……ここの心証が悪いと、ロランティーナも身動きが取れない」

ハラヘリス「大変だな兄貴!俺には、やましい事が一切ないから頑張れ!」


 脳天気に言い放つハラヘリスに、リュカもさすがにムカッとくるし、レアナも黙っていられなかった。


レアナ「いや、ハラヘリス、あんたの無銭飲食分の賠償にいくのよ?」

ハラヘリス「これが『投資』の本質だと悟ったぞ!」

リュカ「まず、ハラヘリスは『投資』って言葉を忘れることから始めようか?」

ハラヘリス「なんでだ!金で金を生み出す錬金術、そう命律端末が言ってたから……真実のはずだ!」


 命律端末め、余計なことを言いやがって……というのはリュカとレアナ共通の思いだった。


レアナ「あのね。それ、まず無銭飲食を賠償して信頼を回復してからの話だからね?リュカは、ただその肩代わりしてるだけ!」

ハラヘリス「なんと!これは投資じゃないのか!それなのに金が出てくるとか、俺は天才だ!」

リュカ「いや……ハラヘリスの功績なんて何もないけど……」

ハラヘリス「兄貴!俺には一切やましいことがないぞ!」

リュカ「お前が!やましさの塊なんだよ!」

レアナ「この人、謝罪する気ゼロね……」


 ここで、ハラヘリスがなんか寝ぼけたことを言い出した。


ハラヘリス「兄貴!まあ気楽にな!俺は食って寝てるだけなのに、どうして皆に愛されてると思う?」

レアナ「誰も愛してないわよ!」

リュカ「むしろ、半分ぐらいの領地で『出禁』食らってるよな?」

ハラヘリス「え?じゃあ俺、もしかして愛されてないの?」

リュカ&レアナ「「自覚なかったんかい!」」

ハラヘリス「まあ、気にするな兄貴!」

リュカ「いや、なんで、お前の無銭飲食に頭を悩ませてるのに、お前が俺を励ますだけなんだ?いっそハゲろ!」

チカ「兄くん……ハゲさせるためには、ストレスや加齢などの要因が必要だぞ」

リュカ「ありがとう、チカ。なんか、チカが真の恋人に思えてきた」


 愛しそうに命律端末を撫でるリュカに、対抗するは当然レアナ。


レアナ「ちょっと!私だってリュカの苦しみを、わかってるんだからね⁉」

チカ「じゃあ、兄くんの望み通り、ハラヘリスをハゲさせることができるかな?」

レアナ「もう、面倒くさい!ハゲじゃなく頭丸めさせるわ!」


 そうして、レアナの手により、無事ハラヘリスの頭は丸坊主になったとさ……。

 この時に発覚したのは、ハラヘリスが女性だったこと……これじゃ尼さん?


ハラヘリス「兄貴!鏡を見たら、なんか神々しく見えたぞ!これは……これが『徳』か⁉」

リュカ「違う、ただの罰だ」

レアナ「心まで丸めてこそ『徳』よ?」

チカ「兄くん……ハラヘリスが出家キャラになってしまったら、もう誰にも止められないぞ」

ハラヘリス「よし!俺はこれから『徳を積んで金を稼ぐ』ことにするぞ!」

リュカ「頼むから『徳で食おう』とするな!」


 ブチ切れたレアナの手により、眉毛まで剃られたとさ……。

 これによって、このハラヘリスの服は男物なのに、一切違和感がなくなった。


 髪の毛に加えて、眉まで剃られた食欲魔人尼さん男爵って……目も当てられないほど酷いな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「小説家になろう」のアカウントでお読みでしたら、感想や評価をいただけると励みになります。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ