〔2-6〕リベレの前の契約者
タルトはすぐさまカイバが憑依していた女の子に近づいた。
「ねぇジメア回復魔法とか無い?」
「そんなのないですよぉ、その子の傷を治してもらうためにも ヘルト・ネスト に向かいましょう」
「うん、じゃあ引き続き向かいますか!」
ハクアたちはそう言って引き続き ヘルト・ネスト に向かった。
ストルがテレパシーを送ってしばらくしたら、タルトとジメアが家に入ってき、タルトはラメール族が憑依していた女の子を抱えていた。
「やぁ二人とも急なお願いを引き受けてくれありがとう。後その子は誰だい」
帰って来た二人にストルは問いかける。
「来る途中カイバと名乗るラメール族に襲われてその子が憑依?してた子だよ。」
タルトはストルの質問にそう答える。
「そうなの?」
ハクアはリベレの方にパッと顔を向けそう言った。
「うん、間違いないね。」
リベレは凛とした表情でそう答える。
「それにしてもすごい怪我してるよ?この子。回復魔法かけるね!」
「うん、そうしてアルク」
ジメアはアルクの言葉にそう返し、アルクもその子に回復魔法をかけた。
「そういえば、この子の名前って何なの?」
マウがリベレにそう聞いた。
「ルミだよ」
「ふーん」
聞いたは良いがあまり興味が無いようだ。
ルミの傷が塞がり、その子は目を覚ました。それを見てタルトは彼女を下ろし後退りした。
「ルミ!」
リベレはそう言って彼女に擦り寄った。
「リベレ?ごめんあまり記憶がないのだけれどここはどこなの。」
彼女は淡々とした口調でリベレにそう聞く。
「ここは ヘルト・ネスト って言うヘルトの本拠地だよ。」
「へぇ、という事はここにいる人たちは全員ヘルトって事なのね。」
「そうだよ、ルミ初めまして僕の名前はストルここを管理している者だ、よろしくね」
ストルは明るい声でそう話す。
「そう、ルミの名前はルミよろしく」
ルミは冷たい声でそう返す、
「ねぇリベレ、あの二人はどこ?」
ルミは続けてリベレにそう聞く。
「二人って、〈トリア・ルミナ〉のパーティメンバーのことかい?」
「その名前は仮だったのだけれど、えぇそうよ。」
「んー、それが二人とも何処にいるかわからないんだよね。」
「じゃあ、探さないとね。」
彼女がそう言って家を出ようとすると。
「うん、その前に話があるから、庭で」
とリベレが言うと彼女は頷き。家から出て行った。
「すごいクールな子だったね。」
ハクアは彼女が出て行くなりそう口にした。
「そうだったね、それでさぁ彼女の顔見たことあると思って調べて見たんだけど。」
アルクは調べた画像を見せつけ、話を続ける。
「カイバちゃんがルミちゃんの体で色々してたせいで。彼女、指名手配になってるよ!」
「え!じゃあルミにその事を伝えないとルミが捕まっちゃうってこと!今すぐ伝えに行かないと!」
ストルもそうって家から飛び出して行ってしまった。
「ふぅ、やっと落ち着いたね、さぁ本題に入ろうか。今からヘルト会議を始めます。司会は俺アルクがやります。議題はこれからのヘルト・ネストの活動についてと、ジメアちゃんとカイバちゃんの関係性の推測です。それじゃあ話し合いましょうか」




