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卒業式

関目線____


3日後学校に戻るといろいろな教官から誉められた。

小早もだが、俺も小早に全て任せていた点なども評価された。

小早は心配かけてごめんなさいと言っているくらい普通に戻った。

ストレスが過多になりすぎて意識が飛んだらしい。

そうしていたらあっという間に季節は心の底まで冷やしていた冬から、明るい空を見上げたくなる春が来た。そして襲撃の影響で遅れていた卒業式の日になった。


春の温かさは、生徒の席に写真が並ぶ異様な雰囲気に消された。

首席で卒業するはずだった安宅は亡くなった。

そのため史上初次席卒の俺が答辞を読むことになった。

もちろんメディアもいた。カメラを見つめ、しっかり息を吸い込む。安宅、俺は、お前の代りにここに立つ。

小早があの時メディアから守ってくれた。俺は安宅にも小早にも守られた。

本来はここに居られない人間だけども、俺はここに立つ以上、世の中の圧に負けない。

そう誓った。その言葉は吸い込んだ息と共に体の奥に送り込んだ。

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