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回顧:立川士官学校の地獄の始まり
あの日、教官の到着が少し遅れたのが被害を大きくした一因だった。教員たちはみな発表の準備やそれに伴う作業により夜を徹して作業し、やっと生徒たちが起きる時間になって仮眠を取ることができた。だから、あの襲撃は職員寮で仮眠中の出来事だった。俺と中山が駆けつけた頃には、すでに死傷者の山だった。中山は援護をしながら救助や指示を出し、俺はとにかく目の前の敵と対峙していた。
背後の生徒たちや救護を援護しながら戦うことなんて一度もなかった。俺は生徒たちの避難が落ち着いた頃、一瞬の隙をとられたった一発の攻撃をまともに受けてしまい、簡単に墜落した。頭を強く打ち、自分でも血が流れているのが分かった。脳震盪を起こし、自力では起き上がれず仰向けになり、装備が外れた俺は抵抗もできず腹部を撃たれた。俺は死を覚悟した。
薄れゆく意識の中で班員は逃げ切れただろうかと考えていた。
俺が墜落した時には敵は一体のみで押し返している状態だったみたいだ。俺は墜落地点が救護できる範囲だったこともあり、運良く運ばれた。自分の体から血が失われていく感覚の中、血だらけの中山が余裕のない顔で止血しようとしたところで、俺の意識は途切れた。




